数量政策学者の高橋洋一が9月13日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。X(旧ツイッター)で発言の一部を改ざんされて拡散されたことに対し、「法的措置を取る」と発信した河野太郎デジタル担当大臣について解説した。

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「マイナンバー情報総点検本部」会合を終え記者会見する河野太郎デジタル相=2023年8月8日午後、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社

一部改ざんされた河野太郎氏の発言がX上で拡散 ~河野氏「法的措置を取る」と発信

飯田)X上で、河野デジタル担当大臣の過去の発言を一部改ざんした投稿が拡散され、河野大臣は「法的措置を取る」と発信しています。

高橋)そうですね。

飯田)拡散されたのは、河野さんが「中国人よ、日本の国籍をとってください。新しい日本人をつくっていかなければならない」と発言したとする投稿です。しかし、これは中国人向けに言ったものではなく、過去の移民全般に関する議論のなかの一部発言だった。日本青年会議所の総会で話していた動画が表示されるようです。さすがに改ざんとなると、印象がまったく違いますからね。

高橋)拡散されていたので「どうするのかな」と思っていましたが、やはり法的措置の話が出てきましたね。

高橋洋一氏も名前や写真を勝手に投資勧誘詐欺に使われる

高橋)その際、河野さんは一緒に別の話もしているのです。

飯田)「儲け話をすすめられたら、まずは疑いましょう」と。

高橋)Xのなかで、有名人の名前を騙って投資や金儲けをすすめる話があるけれど、金儲けの話を簡単に信じてはいけない。そういう話があったときは、消費者庁に連絡しましょうという話も一緒にしていました。

飯田)最近横行している投資勧誘では、目を引く有名人の写真や画像を使っているけれど、実は写真に載っている人物はまったく関係ないという話がありますね。

高橋氏の連絡を受け、Xで「不安に思ったら消費者ホットラインに相談してください」と河野氏がポストする

高橋)このことについては、私が河野さんに連絡したのですよ。

飯田)そうなのですか?

高橋)自分がやられていたのです。

LINEの偽アカウントをつくられて、それをFacebookが広告しているわけですよ。FacebookからLINEの偽アカウントに行くと、私のフェイク動画が出てくるのです。驚きましたね。自分が喋っていないことをフェイク動画が喋るのです。正直言うと焦ってしまいました。

飯田)ご自分で話していないのに。

高橋)典型的な投資勧誘詐欺であり、私だけではなく堀江貴文さんや前澤友作さんなど、何人も詐欺に使われているから、「そういうものがありますよ」と言ったのです。

飯田)高橋さんが河野さんに。

高橋)消費者庁の「188(いやや)」という番号があるので、「不安に思ったら消費者ホットラインに相談してください」と、河野さんもポストしていました。

偽アカウントだと言っても削除しないFacebook

飯田)名前を騙られた方からすると、たまったものではないですよね。

高橋)まったく知らないし、やっていないのですよ。LINEの方は「偽アカウントだ」と言ったらすぐに削除してくれたのですが、Facebookは「偽アカウントだ」と言っても削除せず、広告を出しまくるので驚きましたね。

飯田)自分たちの中身のコンテンツというよりは、「これは広告ですから」と。

高橋)本人が「偽アカウントだ」と言っても全然対応しないのですよ。

飯田)高橋さんは投資勧誘などしておりませんので。

高橋)していません。

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