4月20日には第2話が放送されたのですが、平均視聴率は世帯4.1%、個人2.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、TVerのお気に入り登録数も高くなく苦戦しています。
ただ、ドラマの内容は面白く、正当に評価されていない状況です。そこで、今回は『サバ缶、宇宙へ行く』をまだ見ていない人に、作品の魅力を解説したいと思います。
■『サバ缶、宇宙へ行く』はどんな内容?
まずは、『サバ缶、宇宙へ行く』のストーリーを紹介します。同作は、北村匠海さんが地上波連続ドラマ初主演を務め、高校へ赴任してきたばかりの新米教師・朝野峻一(あさのしゅんいち)を担当。伝統の月9枠で学園ドラマが制作されるのは15年ぶりで、福井県にある水産高校の生徒たちが、“宇宙食開発”に挑戦した奇跡のような実話を基に制作されました。
物語の舞台となる若狭水産高校は、授業の一環で製造されるサバ缶が自慢の学校です。かつて地元で有名な高校でしたが、少子化に加え普通科より費用がかかることなどを理由に、統廃合の危機に直面。学校に活気がないことで生徒たちはやる気がなく、「教師になりたい」という夢を抱いていた朝野が、厳しい現実に直面するところからドラマがスタートします。
そんな『サバ缶、宇宙へ行く』は、通常の学園ドラマとは違う演出が見どころです。学園ドラマといえば、教師と生徒の対立をはじめ、学生たちの恋模様や思春期ならではの暴走などが描かれてきました。一方で、『サバ缶、宇宙へ行く』はそういったシーンはあまり登場せず、朝野と生徒たちが力を合わせてサバ缶を宇宙へ飛ばすことが主題になっています。
朝野が受け持つクラスには不良や問題児がいるわけではなく、どちらかといえば素直な生徒ばかり。サバ缶を宇宙食にすることにクラス全員が協力し合い、先生も生徒も関係なく一緒に悩み喜ぶ姿が描かれています。悪くいえば起伏がないストーリーですが、みんなで何かを成し遂げようとする空気感は青春ドラマそのもので、見ていてすがすがしい気分に。幅広い世代が安心して見られる構成のドラマで、評価できるポイントだと考えます。
■王道の青春ドラマそのもの! 絶妙なバランスのストーリー
テンポがよく、サクサクとストーリーが進んでいくのも魅力。宇宙食開発というゴールに向かって展開が早く、第2話では開発に必要な食品衛生管理システム「HACCP(ハサップ)」の認証を受けるために試行錯誤するところまで話が進みます。
とはいえ、内容がスカスカなわけでもなく、主要キャラクターの心境の変化などをうまく入れ込みながら、絶妙なバランスでストーリーが展開。宇宙食に関する情報も入れて脚本が作られ、見ていて爽快感のあるドラマに仕上がっています。
先生と生徒が力を合わせ、何かを成し遂げようとする“王道の青春ドラマ”なのも特徴です。ここ最近のドラマでは、複雑な設定や奇抜なストーリーが多く、王道といえるドラマが少なくなっています。そんな中で、王道の青春ドラマになりそうな『サバ缶、宇宙へ行く』は貴重な作品です。
■北村匠海の“神演技”以外にも……注目の生徒役2人
ストーリーが面白い『サバ缶、宇宙へ行く』ですが、出演者たちの演技も魅力です。
今回は初の教師役に挑戦しているのですが、真っすぐな性格の朝野を丁寧に演じています。朝野は、「大好きな海の近くで暮らしたい」という願いをかなえるため、何も考えずにつぶれかけの若狭水産高校へ赴任してくる、少し抜けているキャラクターです。生徒に対しても隣のお兄さん的な雰囲気で接し、時にはなめられる場面も⋯…。どこか頼りない先生なのですが、北村さんは自然体な演技で生徒と同じ目線で夢を追いかける朝野を魅力的に演じています。
そして、生徒役では出口夏希さんと黒崎煌代さんの演技に注目です。菅原奈未を演じる出口さんは、ファッションモデルも務める美貌を誇り、今作でも圧倒的なヒロイン感を発揮しています。奈未は進路に迷っていたのですが、朝野と接することで自分の可能性に気付く生徒です。出口さんは、場面ごとにうまく表情を切り替えて、奈未の心の動きを表現しています。
一方、寺尾創亮を演じる黒崎さんは、2023年にNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で俳優デビューした新人です。出演作は多くないものの、映画『さよなら ほやマン』や『見はらし世代』の演技が評価され、さまざまな新人賞を獲得。
■神木隆之介、八嶋智人、荒川良々……演技派ぞろいの出演者
そして、ほかの脇役も魅力ある俳優ばかりになっています。まず、もう1人の主人公といえる、JAXA宇宙日本食開発担当の木島真を神木隆之介さんが担当。さらに、八嶋智人さん、三宅弘城さん、村川絵梨さん、ソニンさん、迫田孝也さん、鈴木浩介さん、荒川良々さんなど名バイプレーヤーが勢ぞろいしています。演技派がそろっていることで作品の魅力を底上げし、ドラマを盛り上げているところです。
ここまで、『サバ缶、宇宙へ行く』の魅力を解説しましたが、一度視聴しないとその魅力は十分に伝わらないと思います。視聴率では苦戦していますが間違いなく面白いドラマなので、まだ見ていない人は見逃し配信サービスを利用するなどして、作品に触れることをおすすめします。
この記事の執筆者: ゆるま 小林
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。
![LDK (エル・ディー・ケー) 2024年10月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/61-wQA+eveL._SL500_.jpg)
![Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2024年 10月号[日本のBESTデザインホテル100]](https://m.media-amazon.com/images/I/31FtYkIUPEL._SL500_.jpg)
![LDK (エル・ディー・ケー) 2024年9月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/51W6QgeZ2hL._SL500_.jpg)




![シービージャパン(CB JAPAN) ステンレスマグ [真空断熱 2層構造 460ml] + インナーカップ [食洗機対応 380ml] セット モカ ゴーマグカップセットM コンビニ コーヒーカップ CAFE GOMUG](https://m.media-amazon.com/images/I/31sVcj+-HCL._SL500_.jpg)



