2026年6月4日から募集開始した個人向け国債・変動10年(第195回債)の金利は「1.74%」です。

今回は、個人向け国債・変動10年を100万円購入した場合、半年後にもらえる利息はいくらになるのか解説します。


■個人向け国債・変動10年を「金利1.74%」で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?
個人向け国債・変動10年を100万円購入した場合の6カ月後の利息の計算は以下のとおりです。

【半年後にもらえる利息】

・100万円×1.74%×1/2(半年間であるため)=8700円

実際は、受け取った利息から、税率20.315%分の「1767円」が差し引かれます。税率の内訳は、「所得税および復興特別所得税15.315%と住民税5%」です。

そのため、個人向け国債・変動10年を金利1.74%で100万円購入すると、半年後にもらえる税引き後の利息は「8700円-1767円=6933円」となります。

参照:変動10年「第195回債」 財務省

■個人向け国債「変動10年」はどんな商品?
個人向け国債には「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3種類があります。

このうち変動10年は、満期10年の変動金利型です。半年ごとに適用金利が見直される仕組みで、市場金利の動きに応じて受け取る利子が変わります。

2026年6月募集分の適用金利は年1.74%。金利上昇局面では受取利息の増加が期待できる一方、金利が低下すれば利息も下がる可能性があります。

■個人向け国債のメリット
固定3年や固定5年などの固定金利型は購入時の金利が満期まで続きますが、上述のとおり変動10年は半年ごとに金利が見直されます。市場金利が上昇している現在のような状況下では、受取利子も増えます。

また、個人向け国債は国が発行する債券であり、元本と利息の支払いは国が責任を負います。
さらに、年0.05%の最低金利保証があるため、金利が大きく低下した場合でも利息がゼロになることはありません。購入は1万円から可能で、銀行や証券会社、ゆうちょ銀行など身近な金融機関で購入できます。

■購入前に知っておきたい個人向け国債の注意点
一方で、個人向け国債にも注意点があります。

まず、発行から1年間は原則として中途換金(売却)できません。また、1年経過後に換金する場合でも、直前2回分の各利子(税引前)相当額に0.79685を乗じた金額が差し引かれます。

個人向け国債はNISAで購入できないため、受け取る利息には20.315%の税金がかかります。

加えて、変動10年は金利上昇に対応する商品とはいえ、物価上昇率と直接連動するわけではありません。インフレ率が金利を上回る場合は、実質的な資産価値が目減りする可能性もあります。

■まとめ
個人向け国債は、「元本の安全性を重視したい」「金利上昇の恩恵を受けたい」という方に向いています。1万円から購入できるため、まずは少額から始めてみたい投資初心者にも利用しやすい商品といえます。興味のある方は、財務省HPの取扱金融機関を確認してみてはいかがでしょうか。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。
人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
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