■SBIハイパー預金の金利を年5%上乗せ
SBI新生銀行は2026年10月5日から、SBI証券でのNISA口座開設などを条件に、「SBIハイパー預金」の金利を年5%上乗せするキャンペーンを実施しています。期間は2027年1月31日までです。


SBIハイパー預金は、SBI証券と連携して利用できる円預金です。残高がSBI証券の買付余力に反映される仕組みで、定期預金とは異なり、預入期間をあらかじめ決める必要はありません。

同行は10月13日、SBIハイパー預金の通常金利を年0.6%に引き上げました。今回のキャンペーンでは、この通常金利に加え、条件を満たした人に年5%相当の特典が上乗せされます。

ただし、上乗せ金利が適用されるのは100万円までの残高に限られ、期間も92日間です。預け入れた全額に年5%の上乗せが長期間続くわけではありません。

■100万円を92日間預けると特典は1万120円
例えば、SBIハイパー預金に100万円を預け、上乗せ金利の適用期間中、毎日同じ残高を維持した場合を考えてみましょう。

銀行の公式試算では、年5%の上乗せ分に相当する税引後の特典は、92日間で1万120円になります。

計算では、100万円に対する1日分の利息相当額136円から、所得税と住民税の計26円を差し引きます。残る110円を92日間積み上げた金額が1万120円です。これはキャンペーンによる上乗せ分だけの金額で、通常のSBIハイパー預金の利息は別に付きます。

一方、200万円を預けても、上乗せ金利の対象は100万円までです。
200万円全額に年5%が上乗せされるわけではありません。

また、毎日の預金残高によって特典額が変わります。期間中に出金したり、SBI証券で株式や投資信託を購入したりして対象残高が減れば、その分の特典も少なくなります。
SBI新生銀行で100万円を92日間預けると「1万120円」!金利・年5%上乗せキャンペーンとは?
年5%上乗せキャンペーンの適用条件と特典額 ※図版は筆者作成


■NISA口座開設など3つの条件に注意
このキャンペーンに参加するには、2026年10月5日以降にSBI証券でNISA口座を新規開設するか、他の金融機関からNISA口座を変更することに加え、SBIハイパー預金の開設とキャンペーンへのエントリーが必要です。

他の金融機関からSBI証券へNISA口座を変更する場合も対象となりますが、すでにSBI証券でNISA口座を開設しているだけでは、今回の新規開設条件を満たしません。

また、キャンペーン開始前にSBIハイパー預金を開設したことがある人は、期間中に再開設しても対象外です。

特典の適用期間は3条件を達成した月の翌月15日から92日間です。例えば2026年10月中に条件を満たした場合、適用期間は11月15日から2027年2月14日までとなり、特典は2027年5月末ごろに入金される予定です。

なお、NISA口座の金融機関変更には手続きが必要です。現在の取引環境や今後のNISAの利用方針も考慮し、特典額だけで変更を決めないことが大切です。

年5%という上乗せ金利は魅力的ですが、実際に受け取れる金額は適用期間と預金残高によって決まります。条件を確認したうえで、自分に適したキャンペーンか判断しましょう。


※金利は年率・税引前。SBIハイパー預金の通常金利年0.6%は2026年10月13日改定。上乗せ特典1万120円は100万円の対象残高を92日間維持した場合の公式試算です。1日ごとに円未満を切り捨て、国税15.315%と地方税5%をそれぞれ計算した税引後の金額です。通常預金の利息は含みません。キャンペーン条件は2026年10月27日時点の確認内容です。

文:田代 昌之(金融文筆家)
新光証券(現みずほ証券)やシティバンクなどを経て金融情報会社に入社。アナリスト業務やコンプライアンス業務、グループの暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事し、2024年よりフリー。ラジオNIKKEIでパーソナリティを務めている。
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