◆スポーツクライミング ワールドクライミングパラシリーズ第5戦(5日、福岡・筑豊緑地公園)

 パラクライミングの今季を締めくくるシリーズ最終戦が5日、開幕。リードで全19クラスの予選が行われ、日本勢は視覚障がいでB1(全盲)の25年世界選手権王者・會田祥(三井住友海上あいおい生命)、関節可動域、筋力などの身体機能障がいでRP3の同王者・山下和彦(平田機工)と高野正が同点1位など、好スタートを切った。

 28年ロサンゼルス大会からパラリンピックの正式種目に採用されたクライミング。昨年、日本で初めてオリパラが共催されたこの大会は、パラが公式シリーズ戦としてバージョンアップし2回目を迎えた。午前中に行われた予選では地元の学生らも観戦に訪れ、10mを超える壁を登る選手たちの一挙手一投足に歓声。一方、視覚障がいのクラスでは、選手の目となりホールドの位置を伝える「サイトガイド」が声で指示するため、観客も息をのみながら競技を見つめるなど独特な緊張感にも包まれた。

 男子B1で世界選手権6度優勝の絶対王者、會田は今季ここまでシリーズ4戦3勝。サイトガイドの田中星司氏は、予選1位通過ながら「もう少しできたかな」と更なるパフォーマンスに期待した。決勝は、6日午前10時から同会場でスタートする。28年ロスパラリンピックでメダルラッシュが期待される日本勢が、まずは飯塚の地で観衆を沸かせる。

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