マンガの神様として知られる手塚治虫の命日が由来の記念日です。
アニメやゲームにはマンガを生業とするキャラクターがしばしば登場します。週刊誌で連載を掛け持ちする売れっ子だったり、商業デビューを目指して修行中だったり、マンガ家仲間と寮で共同生活をしていたりと、描かれ方もさまざまです。
そこでアニメ!アニメ!では「マンガ家キャラといえば?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。1月21日から1月28日までのアンケート期間中に330人から回答を得ました。
男女比は男性約45パーセント、女性約55パーセントとほぼ同数。年齢層は19歳以下が約75パーセント、20代が約15パーセントと若年層が中心でした。
■『ジョジョ』岸辺露伴がトリプルスコアでトップ!
第1位
1位は『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』の岸辺露伴。支持率は約37パーセントで、2年連続トップとなりました。
読者からは「週刊少年ジャンプに『ピンクダークの少年』という連載を持っており、スタンド能力『ヘブンズ・ドアー』は他人を本にしてしまうというマンガ家ならではの能力。『岸辺露伴は動かない』というスピンオフまで作られており、まさにマンガ家キャラの頂点です」や「『ジョジョ』の中でも屈指の人気キャラ。マンガにかける情熱が良くも悪くも凄まじい」、「金や名声のためではなく、ただ読者に読んでもらうためにマンガを描くのがカッコイイ!」と癖のある人物ながらマンガ家としてのストイックな姿勢が支持されています。
2021年には『岸辺露伴は動かない』のOVAがNHKでオンエアされ、実写ドラマの最新作が制作されたこともあり、昨年以上の投票を集めました。
第2位
2位は『バクマン。』の亜城木夢叶。支持率は約12パーセントで、昨年の3位から順位を上げました。
亜城木夢叶は主人公の真城最高(サイコー)と高木秋人(シュージン)の共同ペンネーム。「マンガ家や編集者の裏側が丁寧に描かれていて、毎週見るのが楽しみでした」や「マンガの世界に携わる人々の苦労があってこそ私たちがマンガを楽しめているのだと知って感動しました」とマンガ業界を描いたタイトルとして評価を集めました。
作画担当のサイコーへの投票が目立ちましたが、原作担当のシュージンには「秋人が“俺と組んでマンガ家になってくれ”と言い出さなかったら、二人が交わることもなく、ただの同級生のままだったと思う」と物語のきっかけを作った人物だという意見も届いてます。
第3位
3位は『かくしごと』の後藤可久士。支持率は約8パーセントで、昨年の2位から順位を下げましたがトップ3はキープしています。
「お下品なマンガを描いていることを娘に知られたくなくて、仕事をひた隠しにしている後藤先生。そんなコミカルなやり取りに思わず笑ってしまいました」や「娘の姫ちゃんの前ではマンガ家であることを隠していますが、実際にマンガを描いているときの姿は楽しそうで素敵でした」といったコメントが寄せられており、お仕事ものや父と娘の成長物語として人気を博しています。
また「本編で描いている『風のタイツ』がどんな作品なのか気になります」と作中作に触れたファンもいました。
■そのほかのコメントを紹介!!
『あんさんぶるスターズ!』蓮巳敬人には「普段は生真面目で口うるさい堅物眼鏡。しかし実は絵が上手くて、マンガ家を目指していたというギャップに親近感が湧いてきます。ペンネームはミズハノメ先生です!」。
『銀魂』鯱には「ゴツい見た目に反してめっちゃ絵が上手い。銀さんとタッグを組んで悪路木夢砕というペンネームで活動していたのをよく覚えています」。
『月刊少女野崎くん』野崎梅太郎には「見た目ゴリゴリの男子高校生がベッタベタの少女マンガを描いてるインパクトが強烈。恋愛マンガを描いてるのに自分のロマンスには鈍すぎるのもツボ」。
『ドラえもん』ジャイ子には「将来は大マンガ家に。自費出版で描いた『虹のビオレッタ』、感動大作の『お兄ちゃん』など、ぜひ読んでみたい!」と国民的アニメのキャラクターにも投票がありました。
2022年版ではプロのマンガ家はもちろん、同人活動をしているキャラもランクイン。マンガを描くことが身近な趣味であることがわかる結果となっています。
■ランキングトップ10
[マンガ家キャラといえば? 2022年版]
1位 岸辺露伴 『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』
2位 真城最高・高木秋人(亜城木夢叶) 『バクマン。』
3位 後藤可久士 『かくしごと』
4位 空知英秋(ゴリラ原作者) 『銀魂』
5位 野崎梅太郎 『月刊少女野崎くん』
6位 坂田銀時・鯱(悪路木夢砕) 『銀魂』
7位 萌田薫子 『こみっくがーるず』
8位 新妻エイジ 『バクマン。』
9位 宇内天満 『ハイキュー!!』
9位 早乙女浪漫 『SKET DANCE』
(回答期間:2022年1月21日~1月28日)
■ランキングトップ20
[マンガ家キャラといえば? 2022年版]
1位 岸辺露伴 『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』
2位 真城最高・高木秋人(亜城木夢叶) 『バクマン。』
3位 後藤可久士 『かくしごと』
4位 空知英秋(ゴリラ原作者) 『銀魂』
5位 野崎梅太郎 『月刊少女野崎くん』
6位 坂田銀時・鯱(悪路木夢砕) 『銀魂』
7位 萌田薫子 『こみっくがーるず』
8位 新妻エイジ 『バクマン。』
9位 宇内天満 『ハイキュー!!』
9位 早乙女浪漫 『SKET DANCE』
11位 和泉紗霧 『エロマンガ先生』
11位 ジャイ子 『ドラえもん』
11位 野々原のの 『オレ様キングダム』
11位 マサオくん 『クレヨンしんちゃん』
11位 桃瀬成海 『ヲタクに恋は難しい』
16位 新井珠子 『ばらかもん』
16位 荒覇吐呑子 『ゆらぎ荘の幽奈さん』
16位 うすいさちよ 『おじゃる丸』
16位 黄瀬やよい 『スマイルプリキュア!』
16位 澤村・スペンサー・英梨々 『冴えない彼女の育てかた』
16位 椎名ましろ 『さくら荘のペットな彼女』
16位 歳納京子 『ゆるゆり』
(回答期間:2022年1月21日~1月28日)
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。