11月下旬、もっとも規模が大きい「Anime Festival Asia Singapore」がシンガポールにて開催。今回、AFAにてライブを披露したアーティストの一人、JUNNAに話を伺った。彼女にとって3年ぶりとなるAFA、それははたしてどんな光景として映ったのだろうか。ライブを目前に控えたタイミングでのインタビューをお届けしよう。
[取材・江崎大 文=一野大悟 撮影=乃木章]
■ライブの醍醐味は、予想を裏切る“驚き”
――JUNNAさんにとって今回が3年ぶりのAFAとなります。会場の熱気を見ての印象はいかがですか?
懐かしさを感じますね! 私自身にとっても3年ぶりのシンガポールで、かつ3年ぶりの海外。ステージを見ながら「こんな感じだったな、そう言えば!」なんてことを肌に感じているところです。
――シンガポールのファンの方も、当然ながら3年ぶりの再会になると思います。
皆さんに直接ありがとうの気持ちを伝えられるのも本当に久々。こういう機会をいただけたことに心から感謝しています。ステージではしっかりと歌を届けられればと思っているので楽しみにしていてほしいですね!
――心強いお言葉ですね! AFA以外にシンガポールで楽しみにしていることはありますか?
食べることと飲むことですかね。昨日は海南チキンライスをいただいたのですが、すごく美味しかったんですよ。
――お酒(笑)。JUNNAさんの場合、シンガポールでお酒飲めるのは今回が初めてなのではないでしょうか?
そうなんですよ、前回AFAでシンガポールに来た時は19歳でしたからね。やっと飲めるようになりました! 友達から「シンガポールのお酒、美味しいよ」って聞いているのですごく楽しみにしています!
――いいですね! 他に久々のシンガポールでやりたいことはありますか?
昨日すでに行ってきたんですけど、久々にマーライオンを見たいと思っていたんです。前回来た時もマーライオンの前で写真を撮ったのですが、今回もそれと全く同じ構図で写真を撮りたいと思っていましたから。
――改めてシンガポールのアニメファンカルチャーについて聞きたいです。前回AFAに出演した時のファンの皆さんの印象はいかがでしたか?
熱量がすごいんですよ。皆さん、私が歌う楽曲全てを知っているわけではないと思うんですけど、それでも全力でペンライトを降って、楽しいという気持ちをこちらにぶつけてくれて。あれには圧倒されました。
――そんな熱量溢れるシンガポールのファンの皆さんの前、JUNNAさんは今回どんなパフォーマンスを見せるのでしょうか?
まず、この3年間でリリースした曲、シンガポールに皆さんの前で披露していない曲を聴いてもらいたいというのが大きいですね。中でも、皆さんからのレスポンスがある曲は特に楽しみ。久々に皆さんからの声援が聴ける機会ですからね。
――コロナ禍に突入して、ライブの多くは声出しNGとなりましたからね。この3年間、JUNNAさん自身ライブに対しての考え方も変化したのではないかと思います。
皆さんが声援を送ってくれて、一緒に拳を突き上げてくれる。あの光景が当たり前じゃないことを身に染みて感じましたね。あらためて、一つ一つのライブを大切にしていきたいということは考えるようになりました。
――失ってあらためて大切さに気づいたということですね。AFAにて披露するライブ、セットリストはどのように決められたのでしょうか?
定番曲はやはり入れないといけないとは思いつつ、同時に前回と同じようなパフォーマンスだとは思われないようなセットリストを組んでいます。ライブの醍醐味って、予想を裏切ってくる“驚き”だと私は思っているのですよ。なので、それは歌う曲目の中にも現れるようにしているんですよ。
――すると、今回のAFAならでは、聴いた人が驚くような楽曲も用意されていると。
はい! 日本でも一回しか披露していないカバー曲も披露しますし、あまりやらない持ち曲の英語バージョンも歌います! 果たしてそれがどんな曲なのかは、聴いてのお楽しみということで(笑)。
――ライブへの期待値が上がりますね! 最後にはなりますが、ライブを楽しみにしているシンガポールのファンの方、そして日本のファンの方にそれぞれメッセージをお願いします。
まずはシンガポールの皆さん、今回皆さんの前で歌えるステージをいただけたことに心から感謝しています。新型コロナの感染拡大があり、なかなか皆さんの前に立つことができない時期が続きました。それでも、新型コロナが収まった暁にはAFA含め、皆さんの前で歌う機会を増やしていければと思っているので今後ともよろしくお願いします。
日本の皆さんには、いつも応援してくださることへの感謝をあらめて伝えたいですね。私が世界進出しているのを自分のことのように喜んでくれる、本当にありがたいことだと思っています。もっともっと世界に出ることができるアーティストになれればと思っているので、引き続き応援よろしくお願いします!