みなさん、こんにちは。Wellpine Motorsportのドライバー、及川紗利亜(おいかわ・さりあ)です。
今回は、全日本ラリー選手権 第2戦「SAGA RALLY NATIONAL CHAMPIONSHIP 2026」のMORIZO Challenge Cupに参戦してきましたよ。
※MORIZO Challenge Cupとは? 全日本ラリー選手権(JN-3)のサブカテゴリーとして、MORIZO(豊田章男トヨタ会長)がプロデュースした若手発掘のための大会。改造を厳しく制限したGRヤリスを使用し、車の性能ではなく純粋な「ドライバーの腕とチーム力」で競い合うのが特徴で、原則25歳以下を対象としており、世界で活躍できる次世代スターの輩出とファン拡大を目指している。
佐賀への移動も全力で楽しみます!
今回の旅は、ガレージのある群馬から大阪南港まで自走で移動し、そこからフェリーで佐賀へ向かいました。距離は長いものの、こうした移動のひとときもラリーの醍醐味です。サービスエリアでの食事タイムなど、すでにイベントが始まっている気分になります。
私は移動中も楽しみを見つけるのが得意なタイプかもしれないです! 車内では一人カラオケをしながら盛り上がったり、サービスエリアではスイーツや大好物のラーメンを味わったりと、道中も存分に堪能しています。
大阪南港発のフェリーだったので、道中でたこ焼きを食べられないかな? なんて思っていたのですが、なかなか見つからず……。少し残念に思っていたところ、フェリーの中のレストランでたこ焼きを発見!
無事に“大阪らしさ”も味わうことができて、ちょっと得した気分でした。そして、大浴場から海を眺めながら過ごす時間もとても心地よく、移動とは思えないくらい充実した時間でした。
昨年は“支える側”だった佐賀
MORIZO Challenge Cupでは毎戦、レベルの高い戦いが続いています。
そんな中で迎えた今回の佐賀ラリー。
そのときに、「いつかこの九州の道を自分で走りたい!楽しそう!」と思っていたのです。
だからこそ今回、ドライバーとしてこの場所に戻ってこられたことは、自分にとってとても特別な意味のある一戦になりました。
事前トレーニングで掴んだ感覚
今回のラリーに向けては、事前に岐阜県恵那市の笠置山モーターパークでMORIZO Challenge Cupのトレーニングに参加しました。
林道での走行の中で、セット変更をしながらさまざまな走りを試し、車の動かし方やライン取りなど、多くのことを掴むことができました。
また1月には、北海道で氷上トレーニングも実施。低いグリップの路面でのコントロールを学んだことで、今回のウェット路面でもその経験がしっかり活きたと感じています。
佐賀ラリー前日とレッキ
食と集中
前日は呼子のイカを、コ・ドライバー山本さんと一緒に食べに行きました。いけすを囲む席で、「イカ墨が飛ぶことがあります」という張り紙に少しドキドキしながら(笑)、楽しい時間を過ごしました。
レッキは、そのイカのおかげもあってか順調に進みました!
コースを覚えたり状況を整理したりと頭をフル回転させるため、この日はチョコレートを持参して糖分補給。
この日は晴れていましたが、本番は雨予報。路面がどれだけ変わるのかを想像しながら、丁寧にノートを作成しました。
佐賀駅前でのラリーショーと本番準備
佐賀駅前で行なわれたラリーショーでは、オリジナルポストカードと北九州市にあるミハラ自動車さんのオリジナルハイチュウを配布しました。特にハイチュウは、子どもたちにもとても喜んでもらえてうれしかったです。
その日の夜は、ごぼう天うどんをいただきました。しっかりエネルギーチャージし、宿に戻ってペースノートの最終確認を行ないました。
今回からパーキングブレーキを新調
今回のラリーでは、縦引きタイプのパーキングブレーキを導入。タイトなコーナーやジャンクションでもしっかり使うことができ、今回のステージではかなり活躍してくれました。
国内最軽量コ・ドライバー山本選手との絆!
コ・ドライバーの山本さんとは昨シーズンから、一緒に戦っています。普段は和やかな雰囲気ですが、走るときはしっかり集中。そのバランスがとても良く、安心して走ることができています。
滑ってヒヤッとする場面でも、「大丈夫、落ち着いて!」と声を掛け合いながら、冷静に攻めていくことができました。
ついに本番――雨のなかで挑む勇気
1日目は予報通りの雨。もともと苦手意識のあったコンディションでしたが、雪上や氷上トレーニングの経験が活き、滑る路面でも落ち着いて走ることができました。こわさはありながらも、しっかりトライできた1日でした。
本番2日目──変わり続ける路面
2日目は晴れましたが、濡れている場所と乾いている場所が混ざり、さらに泥や落ち葉が残る難しいコンディション。
その中で走り方を切り替えながら対応していく難しさを感じました。その中でも、2日間で最も長い距離を走るステージでは、女性クラスのトップ選手たちと競り合うことができ、自分の中でも手応えを感じる走りができました。
最終結果! 女性部門で2位を獲得
今回の結果は……
・MORIZO Challenge Cup 9位(全14台中)
・女性部門2位(全6台中)
という結果でフィニッシュしました。
今回、Wellpine Motorsportは2台体制で参戦し、チームメイトの長尾選手は、MCCクラス2位表彰台を獲得しました。
トップを走る長尾くんの存在があることで、セットや走りを比較しながらラリーを進めることができています。昨年の1台体制とは違い、2台体制の意味を強く感じた一戦でした。
家に帰るまでがラリーです?
帰りのフェリーでもラリー関係者の方が多く、まだラリーが続いているような感覚です。
メカニックの皆さんと晩酌をしながら、次に向けた話をしたり、振り返りをしたり。今回の佐賀ラリーも楽しいラリーになりました。でも、まだ結果に納得していないので、これからも挑戦を続けていきます!
次戦は北海道で開催されるラリー・カムイ。これまでとは違い、土や砂利の上を走るラリーになります。マシンもその路面に合わせた仕様へ変更予定です。
私にとって初めての未舗装路でのラリーです。とてもチャレンジングな戦いになりそうですが、しっかり準備していきたいと思います。
筆者紹介――及川紗利亜(おいかわ・さりあ)
歯科医師/レーシングドライバー、2022ミス・ユニバース・ジャパン準グランプリ、Smile Asia ブランドアンバサダー
大学時代に自動車部へ入部し、マツダNB型ロードスターでのサーキット走行やカートレースを経てモータースポーツの道へ。
2024年よりKYOJO CUPに参戦。
2025年はFCR-VITA(KYOJOクラス)、TGRラリーチャレンジ、全日本ラリーに参戦。
2026年は、全日本ラリー・MORIZO Challenge Cup、KYOJO VITAに参戦予定。
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