これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活アドバイザーの菊乃です。髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。
誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。

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今回は、たびたび論争になる「デート代の支払い」問題です。

高級ホテルでの初デートでケーキを注文

一般社会では、男女とも「デート代は割り勘でもOK」派が増えてきています(後述)。ですが結婚相談所では、デート代、特に初回デートは男性が払うようルール化または推奨しているところが多いのです。

そんななか、結婚相談所で働いている知り合いが、“問題行動”が多い女性会員について困っていると話していました。

そこそこ人気があった30代女性らしいのですが、「お見合いで高い飲食を注文する」いう苦情が、お見合い相手の男性会員から来たのです。

彼女の言い分では、最初にお見合いした男性から「ケーキもあるけどどう?」と提案されたので、遠慮なくケーキを注文したとのこと。場所はホテルのラウンジでした。

東京都内の高級ホテルだと、コーヒー1杯2200円ほどすることもあります。ケーキセットだと4000~5000円するのもザラです。

おごってもらうデートで、男性より高いメニューを選ぶのはアリ?600円でモメた女性の後悔
ホテルラウンジ
彼女はその後のお見合いでも、同じランクのホテルで「ケーキもいい?」と自分から要望。男性は仕方なく「どうぞ」と答えたけれど、その後のお見合いを彼女からお断りされたため、不服に思い結婚相談所に報告したそうです。その男性が注文したのはアイスティー1杯でした。


男性からしたら、まるでメシ目(食事目的の女性のこと)ですが、他の男性たちにも同様の行動をしていたそうです。

彼女に注意したところ、豪華な内装や豪華なケーキに心躍って、うっかり注文してしまったと謝罪がありました。ですが、その後、彼女のほうから結婚相談所を退会したそうです。

セコイ?600円高いだけで男性からクレームが

前述の例は悪質だと思うけれど、悪意なく微妙なラインでモメることもあります。

麻衣さん(29歳・仮名/年収300万円台)は結婚相談所に登録してすぐに申込が殺到し、週末は1日2~3件のお見合いが入る日もあったそうです。

ある土曜日の16時に、東京駅直結のホテルのラウンジでお見合いがありました。その日は日中にもお見合いがあり、コーヒーの飲み過ぎで気持ち悪くなっていたとか。

相手の男性(32歳・年収500万円台)は、オレンジジュース(1600円)を注文。麻衣さんはこれまでお見合いでは大体コーヒーや紅茶(このホテルでは1900円)を注文していましたが、この日はロイヤルミルクティー(2200円)を注文しました。支払いは男性です。

男性は口数が少なく、お見合いは盛り上がったとは言えなかったそうです。
お見合い後、結婚相談所に男性からクレームがありました。「麻衣さんが高い飲み物を頼んだ」といった内容です。


なお、お見合い場所は麻衣さんが決めたわけではなく結婚相談所が決めています。麻衣さんに悪意がなかったことは結婚相談所にもわかってもらえましたが、次からメニューの価格をみて「相手より高いものは注文しないようにしよう」と思ったそうです。

婚活では「相手より高くない」が無難なワケ

前述のとおり、婚活の初デートやお見合いは男性が支払うことがほとんどです。男性より高いものは頼むべきではないのでしょうか?

・500~600円高い程度ならいいのでは?
・そんなことで文句を言うような男性とは結婚しなくて正解

こんな意見もありそうですね。

私は、婚活サービスの出会いであればできる限り同じくらいの価格帯にして、可能な限り高いものを注文しないのが無難だと思います。

ただ大前提として、数百円高い程度なら気にしない男性の方が多いと感じています。それに安いメニューを注文したり、初デートを割り勘にしたからといって、男性が好きになるということはありません。

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メニュー
しかし、男性はお見合い1回あたり3000~4000円ほどの出費になっており、婚活サービスを利用すれば何人もの女性に会っているため、デート代の合計負担額がそこそこ高額になっているのです。特に多くの女性に会ってる人気男性ほど、負担額は多いのです。

こうした点まで気配りして、絶対に男性より高いものを注文しない女性がライバルにいます。結婚後も働き続けたいという希望を持っている年収が高い女性もいますし、次のデートで「ご馳走様でした」と手土産を持参する女性もいます。

その中で比較されると、年収が高いわけではないのにホテルでケーキを頼む女性に、“不相応なほど贅沢が好きな女性”という印象を持つ男性もいるかもしれません。

「男性がおごるべき」派は、もう2~3割

そもそも、社会全体では「男性がおごるべき」という前提が崩れてきています。

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デート負担グラフ
内閣府の調査では、「デートや食事のお金は男性が負担すべき」ということについて「そう思う」と答えたのは、30代=男性30.2%/女性20.5%、40代=男性32.6%/女性24.7%。
男女とももはや少数派ですが、むしろ女性のほうが「男性負担」にこだわりがないようです(「令和4年度 性別による無意識の思い込みに関する調査研究」。回答者:20~60代の未婚・既婚男女計10906人)

婚活サービスでは「男性負担」が推奨されているとはいえ、「金銭的にも男女が支え合う」というスタンスで臨むほうがよいのです。

「経済的にも助け合えそうな人」が結婚できる

婚活相談の仕事をしていると、女性からこんな質問をもらうことがあります。

「夜ご飯に行く約束をしたのですが、何円ぐらいの価格帯のお店がよいのでしょうか?」
迷ったら、価格帯が異なるお店を2~3つ提案して、男性(おごる側)に選んでもらうとよいでしょう。

相手の立場に立って考える習慣がある人は、だいたい結婚していきます。信頼関係を築いて素敵な家族をつくるのでしょう。

一方で、相手からどう思われるかまで考えず、実家暮らしで年収が高くないのに趣味に「海外旅行」「ディズニーランドが好き」と書く女性もいます。

一緒にレジャーを楽しむための相手なら、友達で十分なのです。物価上昇して、相対的に貧しくなっていく現代において、大変な時も支え合っていける家族になれそうな相手かどうかを見定めようとする男性は増えています。

結婚は、男女とも相手の立場に立って考えることができるか、合わせることができるかは大事なポイントになってきます。

<文/菊乃>

【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。
低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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