DAZNは、16年8月に日本に上陸したサービス。野球のほかにも、サッカーやテニスなど130以上のスポーツコンテンツを揃え、年間1万試合以上を放送している。月額の料金は1750円と、他のスポーツ動画配信サービスに比べて値ごろ。ドコモユーザーなら、月額980円~で楽しめる。スマートフォン(スマホ)やタブレット端末など、幅広い端末で利用が可能。一つのアカウントで6デバイス、同時に2デバイスで視聴できる。
世界9カ国でサービスを展開しており、スペインとブラジルが加わった2019年は、グローバルで「一番利用されたスポーツアプリ」になったという。
●広島東洋カープはDAZNに入るのか
2018シーズンまでは、11球団の試合を配信していた。2019シーズンには「読売ジャイアンツ(巨人)」の放映権を獲得したが、ヤクルトとカープが抜け計10球団の試合を配信。そして、2020シーズンに再びヤクルトの放映権を獲得して、11球団の公式主催試合を配信できるようになった。
ヤクルトの放映権獲得については、多くの反響があったようだ。
一方、カープの放映権を獲得できなかった理由についてコメントはなかったが、「全球団の試合を配信することはローンチ当初より私たちのミッションであり、常に交渉は続けている」と、12球団の公式戦全試合の配信に向け意欲を見せた。
DAZNの日本事業における2019年の野球の総視聴時間は3480万時間。サッカー(8740万時間)に次ぐ視聴時間で、全ジャンルの総視聴時間のうち約24%を占めるビッグコンテンツだ。ここにカープが加われば、値頃な価格と相まって人気を呼びそうだ。(BCN・南雲 亮平)
【関連記事】
今シーズンはスワローズ公式戦が視聴できる! DAZNが全試合放映
DAZNのプロ野球配信、カープとヤクルトの放映権は諦めず!