日本時間10月14日2時から、米Appleはオンラインイベント「Apple Event」をライブ配信で開催し、そこで次期iPhoneを発表する見通し。今回の新iPhoneは次世代通信規格「5G」に対応するとみられており、トリプルカメラを搭載する「iPhone 11 Pro」の後継機種の価格は10万円を超えることになるだろう。
そこで10月14日以降、1カ月以内に発売されると仮定して、より安く購入できる方法をいくつか考えてみた。

●新iPhoneを安く手に入れるには?
 前提として、旧機種は予備として手元に置くため「下取り」は利用せず、一括払いで支払うこととする。1台を2年に一度必ず買い替えるなら、NTTドコモ、auソフトバンクが提供する、機種変更時の端末返却を条件とした購入プログラム(スマホおかえしプログラム/かえトクプログラム/トクするサポート+)を利用したほうが安く、購入方法を検討する必要は生じないからだ。
 もし発表と発売が同時なら、PayPayが実施する「超PayPay祭」の初日、10月17日限定のキャンペーン「超PayPay祭!オープニングジャンボ」が利用できる。PayPayは通常は0.5~1.5%還元だが、10月17日に限り、抽選で1回/期間中10万円を上限に、決済金額の全額(100%)・10%・2%のPayPayボーナスが当たる可能性があり、運良く1等に当選すれば何と実質10万円オフ。少なくとも、販売中のiPhone SE(第2世代)のSIMフリー版は10月17日が買い時だ。
 LINEは今年新設したLINEポイントクラブ特典として、対象店舗ごとに割引内容が変わる「特典クーポン」を配布している。そのなかには、家電量販店のビックカメラ、ヤマダ電機グループ、エディオングループ、Joshin(上新電機)、ケーズデンキ、コジマ、ソフマップの5%オフクーポンがあり、LINE Payでの支払いに限り、その場で5%割引となる。
 さらに、Visa LINE PayクレジットカードをLINE Payアカウントに登録すると「チャージ & ペイ」で誰でも1%還元、最大3%還元となり、クーポンの5%オフとあわせるとかなりオトク。なお、特典クーポンは、一部商品・サービスは対象外と明記されており、新iPhoneは対象外の可能性がある。
 楽天ポイントがたまる店で、今年12月31日までに楽天ポイントカードを提示して新iPhoneを購入すると、「【楽天ポイントカード】50%ポイントバックが当たる!さらにマイナポイント申込で当選確率50倍!」に当選し、最大1万ポイント獲得できる可能性がある。事前のエントリーが必須で、当選人数も100人と少ないが、総務省が実施する「マイナポイント」事業で楽天カード・楽天Edy・楽天ペイのいずれかを選択済みなら、この抽選キャンペーンの内容を覚えておこう。

 そのうち上新電機は、キャンペーンへのエントリーと、楽天ポイントカード・ジョーシンカードの提示を条件とした「楽天ポイントカード導入5周年記念!期間中の金土日は楽天ポイント2倍」を10月25日まで実施中。iPhoneに限らず、高額商品の購入時は、店舗・期間限定のポイントアップキャンペーンの実施状況をチェックするよう心がけるといいだろう。
 共通ポイントの楽天ポイントやdポイント、Pontaポイントは、ポイントが使える・たまる店舗ではポイントのまま、その他の店舗ではスマートフォン決済サービス(楽天ペイ/d払い/au PAY)を通じて間接的に保有するポイントを支払いに利用できる。店舗独自のポイントでもいいが、Apple製品を安く買うコツは、たまっているポイントを目一杯使うこと。最後に挙げた「ポイントで支払う」は毎年使える節約テクニック。しっかり覚えておこう。(BCN・嵯峨野 芙美)
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