2018年4月9日週(4/9-4/15)の販売台数を「100.0」とした、液晶ディスプレイ(LCD)市場の販売台数指数を算出したところ、市場規模がこの3年で2倍に達していることが、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で明らかとなった。

 LCD市場の直近3年間の台数指数の推移を振り返る。
2018年の年末から翌19年3月ごろまで緩やかなに右肩上がりで推移、19年10月1週の消費増税により一時的に指数は「75.1」まで落ち込んだ。しかし年末商戦を迎えて急速に回復、20年1月はWindows7サポート終了に伴うPCの買い替え特需の恩恵を受けた。3月-4月にかけては、コロナ感染拡大による在宅勤務やリモート授業の拡大で需要が増加し市場規模は大きくなった。
 また、この時期はステイホームにより余暇時間が増加したことでゲーム需要が喚起され、LCD市場は更に勢いを増した。ゲーミングモニターの比率も4割台後半から5割程度で推移するようになっており、こうした需要増も市場規模の拡大に一役買っている。
 こうした背景もあって、20年11月30日週(11/30-12/6)は、過去3年で最も高い指数となる「290.6」を記録。
その後、週により変動はあるものの、指数は「200」前後と高い水準で推移している。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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