東日本旅客鉄道(JR東日本)は7月5日に、グループ経営ビジョン「変革 2027」における「地方を豊かに」を実現すべく、“Beyond Stations構想”のもと進めている駅の「地域拠点化」の一環として、地域の技術や人々をエリアや世代を超えてつなぐ地方創生型ワークプレイス「JRE Local Hub」を展開することを発表した。1号拠点として、運営パートナーであるドッツアイランズとともに、燕三条駅(新潟県三条市)の構内に「JRE Local Hub 燕三条」を開発する。


 「JRE Local Hub」は、“地域をつなぐ”“世代をつなぐ”をキーコンセプトに、自治体やエリアのプレイヤーと歴史や技術を発信し、地域や都市をつなぐ。また、地域密着型の育成プログラムによって、未来の世代につながる課題解決型人財を育成する。
 JRE Local Hub 燕三条は、新潟県三条市とJR東日本新潟支社が7月5日付で締結した「地方創生・地域経済の活性化に関する連携協定」に基づいて、2022年度の冬に開業し、10月にはプレオープンを予定している。
 同施設では、燕三条の企業と全国各地や海外をつなぎ、新たなビジネス創発を目指す「ものづくりコンシェルジュ“MOC”」によるサポートや、次世代会議室「空間自在ワークプレイス」による都市部の拠点や教育機関との連携、地域の未来を担う人財育成プログラム「JRE STATION カレッジ」などを展開する。
 今後は、「JRE Local Hub 燕三条」を皮切りに地方創生の拠点開発に賛同・協力する地域において、それぞれの地域課題・特性に合わせた地方創生ワークプレイス「JRE Local Hub」を展開していく。また、2022年度末には「ホテルファミリーオ館山」(千葉県館山市)の一部を改修し、企業のサテライトオフィスの誘致につなげる地域交流拠点の開業を予定している。

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