◆第108回全国高校野球選手権岐阜大会 ▽決勝 中京5―2大垣日大(28日・ぎふしん長良川球場)

 中京が大垣日大に勝利し、7年ぶり8度目の甲子園出場を決めた。

 U18代表候補のエース右腕・鈴木悠悟(3年)は「3番・投手」でスタメン出場した。

打っては初回1死一塁から左中間を破る先制の適時二塁打を放つなど打撃でも活躍。投げてはキレのあるスライダーを軸にセンバツ出場校の大垣日大を翻弄(ほんろう)。7回には暴投なども絡んで2失点したが完投した。

 チームは4回無死一塁から7番・大橋勇太左翼手(2年)が左中間への適時二塁打を放つなど、この回に2点を追加して3―0。力投のエースを盛り立てた。鈴木は3回にも安打を放ち、7回には追加点を呼ぶ中前安打。3安打と打撃でも非凡なセンスを見せ、二刀流で躍動した。

 試合後、鈴木は「素直にうれしい気持ちがあふれてきました。いざ甲子園が決まったと思ったら、正直信じられない」と思わず涙した。「決勝戦は絶対に自分がチームを勝たせる気持ちでマウンドに向かった」と魂の122球完投。投げて打っての活躍に「ランナーを出しても平常心を保って冷静に冷静に、とマウンドで心がけていた。打撃の方でもチームに貢献したい思いが結果としてつながった」と振り返った。

 夏の甲子園での最高成績は藤田健斗(阪神)らが達成した2019年の4強だ。「ここまでやってきた自分たちの野球を信じて、甲子園でも絶対に自分たちの野球を貫き通して勝ちたいと思います」と力強く宣言した背番号1。昨夏の甲子園で躍動し、今夏も聖地への切符を手にした横浜の織田翔希、沖縄尚学の末吉良丞(りょうすけ)、聖隷クリストファーの高部陸らに負けじと、甲子園のニューヒーローとして名乗りを上げる。

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