国立感染症研究所が2月17日に更新したインフルエンザの流行マップによると、2023年第6週(2月6日~12日)の患者報告数は6万3786人と週を追うごとに増加している。増加数は、前週(1月30日~2月5日)と比べて1000人以上。
定点当たりの報告数は12.91(前週は12.66)となった。

 都道府県別では、福井県(45.03)、石川県(40.48)、沖縄県(30.25)、大阪府(28.12)、京都府(26.30)、富山県(24.85)、福岡県(24.17)、宮崎県(23.26)、大分県(20.95)、奈良県(20.20)の順となっている。28都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。一方、前週の報告数よりも減少がみられたのが19都道府県だった。
 2月17日発行の「東京都インフルエンザ情報」では2月6日~12日の期間、インフルエンザ定点医療機関からの患者報告数は4008人、定点当たり9.70人と前週(9.77人/定点)から減少。一方、定点当たりの患者報告数が注意報レベルである10.0人を超えた保健所管内は、前週の10保健所管内から、台東(17.71人/定点)、八王子市(17.56人/定点)、荒川区(16.71人/定点)、文京(13.86人/定点)、江戸川(13.74人/定点)など、15保健所管内に増加している。

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