ビットコイン、10万ドル突破を目指す…米中貿易協議への期待感

ビットコイン価格が10万ドル高値を目前に控えている。

8日午後3時10分、コインマーケットキャップでビットコインは24時間前より2.37%、7日前より4.01%上昇した9万8819ドル(約1426万円)を記録している。
約2時間前には9万9386ドルまで上昇し、10万ドル突破を試みる姿も見せた。

価格上昇は、今週末に予定されている米国と中国間の貿易協議に対する期待感で分析される。ビットコインは心理的な抵抗線突破を試み、技術的には明確な抵抗区間に入っている。

デリバティブ市場の過熱現象もやや落ち着いた様子だ。コイングラス(CoinGlass)によると、過去24時間の清算規模は7%以上減少し、約3000億ドル以下に集計された。清算のほとんどはショートポジションで発生したと分析される。

24時間の間、暗号資産取引量は25.62%上昇し、1040億7000万ドルに集計された。ビットコインの支配力は64.2%を記録し、暗号資産全体の市場心理は貪欲段階に入った。これは先週に比べ、市場全体の投資心理が大幅に改善されたことを示唆している。

最近のビットコインの上昇は、完全にマクロ経済イベントによって主導されているという評価が出る。

Cryptopotatoなどの海外メディアによると、今週末、米国と中国の代表団が貿易交渉のために会う予定である。この会談は、最近、関税の脅威で激化した両国間の緊張後、初めて開かれる公式的な接触であり、今後の貿易の流れだけでなく、グローバル金融市場全般に影響を与える可能性がある。


一方、米国連邦準備制度は前日、基準金利を従来の4.25%~4.5%水準で凍結することを決定した。この発表直後、ビットコインの価格は一時的に下落したが、その後急速に回復し、ポジティブな流れを続けている。特に、S&P500指数が3日ぶりに反発に成功した点も投資家心理にポジティブに作用したと見られる。
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