ストラテジー、7週連続購入に踏み切るか…ビットコイン調整時に買い示唆

ビットコイン投資で218億ドル以上の未実現収益を上げたストラテジー(Strategy)が再び買いに乗り出す兆しを見せている。

ストラテジーの共同創業者であるマイケル・セイラー(Michael Saylor)が最近、ビットコイン調整場で追加購入を示唆する発言をした。


ビットコイン価格が先月22日に記録した史上最高値11万2000ドルから下落した直後、セイラーは自身のXアカウントを通じて「私は負けてもいいお金でしかビットコインを買わない」と述べた。これは、ストラテジーの追加購入の可能性を示唆するメッセージと解釈される。

同社は5月19日に7390BTCを約7億6500万ドルで購入し、保有量を合計57万6230BTCまで増やした。もし戦略が26日に追加購入を完了すれば、7週連続のビットコイン購入という記録を樹立することになる。

ストラテジーは今や企業の財務戦略でビットコインと同義語になった会社と評価されている。巨額のビットコインを企業金庫(資産)として蓄積し、他の企業にもビットコインを金庫資産とする戦略を誘導している。これにより、機関投資家からの継続的な需要が発生し、ビットコインの価格を押し上げる要因となっている。

マイケル・セイラーは以前から「1BTC当たり数百万ドルの時代が来る」と予測してきた。また、供給が限られたビットコインが、無制限に発行される法定通貨に比べて非対称的な上昇の可能性を持っていると主張した。

ただ、短期的にはBTCが15万ドル高値を超えられず、苦戦している。これに対し、セイラーは「短期的な利益実現に乗り出した投資家がビットコインを売って去り、価格上昇が遅れている」とし、長期的な信念の欠如が原因だと指摘した。
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