老人ホーム「サニーライフ」、割高なサービスを毎日、入居老人に押し売る“銭ゲバ体質”

「葬儀成約率向上に向けての留意点」と題された別の内部資料を見ると、その徹底ぶりに驚かされる。入居時のセールストークなどを職員向けにまとめたものだが、目を引くのは入院時に関する注意事項。それによれば、入居者が入院した場合、職員は週に1度は見舞いを実施するよう求められており、さらにこうある。

「・酸素5L以上吸入の場合は、見受人に病状ヒアリングする。点滴薬剤名も記録する」

 元職員によれば、見舞いというのは建て前で、求められているのは入居者の死期が近いかどうかを見極めることなのだという。酸素吸入量が5リットル以上というのはほぼ危篤状態を指す。さらに点滴の内容をチェックすることで容態が詳しくわかるのだという。病院側の説明には職員も同席することが求められている。件の内部資料から引けば、「いざという時のためにお勧めする」ためだ。

 そして、死亡時のセールストークもパターンごとに決まっている。家族から施設に電話連絡があった場合はこうである。

「最後までお手伝いさせていただきたいので施設のことをよく知っている提携葬儀会社をご案内したいのですがいかがでしょうか」

 前出の元職員は入社後しばらくして「この会社、どうなのかな? これは介護保険の枠から外れているんじゃないか?」と多くの疑問を感じ、昨年、退職を申し出た。現在は別の介護施設で働いている。それまで大手も含め数社で働いてきたベテランだが、サニーライフの売り上げ至上主義はあまりに異質だった。そして、今では「経済的虐待」だったと考えるようになった。


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