山口真帆暴行事件の解決をいまだ見ていないNGT48。メンバーのSNS使用再開が発表されたほか、山口を含めた関係者が同じようなタイミングで動き出したことに困惑の声が広がっている。

 NGT48公式サイトは7月31日、「NGT48劇場支配人・早川麻依子」の名義でメンバーのSNS再開を報告。「8月1日18:00以降、順次再開」とし、運用ルールについては「閉ざされた空間で特定のファンを優遇する行為にあたる可能性があるため、メンバーからのダイレクトメッセージの送信は禁止」「仲間であるメンバーを傷つけたり、憶測を生む可能性があるため、メンバー自身がフォローしている48グループメンバーのフォローを断りなく外すことを禁止」と明示した。

 メンバーのSNSが停止されたのは5月21日。加藤美南(現・研究生)が不適切投稿を行ったとして、「メンバーへのSNSの指導が徹底できるまで」SNSの運用を一旦停止すると発表。加藤の不適切投稿は、インスタグラムの「ストーリー」に投稿されたもので、山口の姿が映ったテレビを撮影した上で「せっかくネイルしてるのにチャンネル変えて欲しい」とコメントを添えた内容だった。

 メンバーのSNS再開発表について、ネット上では批判が噴出。

「暴行事件が何ひとつ解決していないのに、呑気にSNS再開ですか?」「もっとほかにやるべきことがあるでしょう」「メンバーのSNS投稿を楽しみに待っているのではありません。暴行事件の真相を知りたいんです」といった声が殺到している。

 争点となっている暴行事件で、被害者の山口にも大きな動きがあった。今年5月に山口は芸能事務所「研音」の所属となり、8月1日付で公式サイトと公式ファンクラブが開設された。彼女が24歳の誕生日を迎える9月17日に、初の写真集が発売されることも決定した。

 また“山口派”として知られ、山口とともにグループを卒業した菅原りこは7月から「エイベックス・マネジメント」所属となった。

彼女は8月2日よりクッキングLiveアプリ「cookpadLive」に出演し、「りったんの憧れ彼ごはん」コーナーを担当する。

 こうした動きが相次いで発表されたため、ファンからは「NGT48界隈が、なぜか揃って動き出した印象がある」「NGT48のSNS再開、元メンバーの活動にあえてカブせてきたのかな」「山口真帆の活動再開に話題をぶつけてくるの、NGT48運営サイドの嫌がらせとしか思えない」など、NGTのSNS再開は山口らの活動再開に合わせたものだと推測する声も少なくない。

 暴行騒動の余波は収まることなく、今なおさまざまな憶測を引き起こしている。NGT48のファンが安心して応援できる日は来るのだろうか。

(文=編集部)