俳優の小手伸也がファンの女性との“独身偽装不倫”疑惑を報じられ、公式サイトで謝罪文を発表した。波紋が広がる一方で、叱咤激励の声も多く寄せられているようだ。
小手の不倫疑惑を報じた「週刊文春」(文藝春秋)では、相手女性の証言を掲載している。記事によると、小手は2017年1月にツイッターを通じてファンの女性を食事に誘い、「彼女も奥さんもいない」と語った上で、複数回にわたりホテルで関係を持ったという。しかし、翌年5月に小手は「そばに大切な人が出来ました」などと女性にメッセージを送り、一方的に別れを告げたようだ。
小手はバラエティ番組などで2011年に結婚して子どもがいることを明かしており、女性は「彼が出演したバラエティ番組で嘘に初めて気付き、騙されていたことを知りました」とコメントしている。一方、同誌の直撃取材を受けた小手は男女関係を完全否定したものの、二度目の取材で「自分は交際をしていたという認識はなく、あくまで(ファン)交流の一環です。(ホテルで会ったことは)完全に僕の認識の甘さ。下北的なノリを捨て切れなかった」などと語った。
報道を受けて、小手は所属事務所の公式サイトに謝罪文を掲載し、「家内からもかつて無い程叱られ深く反省を致しております」と告白した。さらに、「幻滅の声も、疑いや批判の声も、全て受け止め、私の中で終わらせてはいけない事実として、誠心誠意、信頼の回復に努め、2度とこの様な事、誤解を招く事が無い様に致す所存でございます」と綴っている。
近年、連続テレビドラマ『SUITS/スーツ』『コンフィデンスマンJP』(共にフジテレビ系)などに出演し、特に『コンフィデンスマンJP』で演じた詐欺師役が話題となり、ブレイクした小手。今年で46歳になる遅咲き俳優のスキャンダルに、ネット上では「不倫よりも相手を騙したことの罪が重いと思う」「あくまでファンサービスみたいな言い方をしてるのがひどい」「“下北的なノリ”って何? 街のせいにするのは最低」「好感度下がりまくりですね」「やっと売れかけたのに終了」「独身と偽ってファンに手を出すやり方もグダグダの言い訳も最悪。正真正銘のクズ」と批判が続出している。
一方で、「俳優・小手伸也を評価してるので、今後は俳優としての肥やしにしてほしい」「ブレイクして露出が増えると過去の問題が出てくるのって芸能人の宿命なの? 当事者同士で対応しているのならそれで十分」といった声も見られた。
ファンの女性に手を出した既婚男性芸能人といえば、今年5月に俳優の原田龍二が複数の女性ファンと不倫関係にあったことを「文春」が報じたばかり。不貞の現場が原田の愛車だったことが注目を集め、記者会見で自身の行動を認め、「性欲が強いのか」と聞かれて「強いですね」と率直に返答したことも話題を呼んだ。
そのため、苦しい言い訳に終始する小手のケースと比較するかたちで「原田龍二の潔さを見習え」「なんでだろう、ゲスな行動は同じなのに事後対応で小手と原田に大きな差がついた感がある」との声も噴出している。
俳優以外では、16年に歌手・石井竜也(米米CLUB)とファンの高級ホテル密会を「女性セブン」(小学館)が報じた。石井は、公式サイトに掲載した謝罪文で「この傷ついた信頼は、これからの自分の行動、そして今まで以上の努力と勇気を持って一歩ずつ歩いていくことでしか、克服することはできないと思っております」などと記していた。
ファンとの不倫に走ってしまった芸能人たち。せっかく手にした人気を失ったとしても、文句は言えないだろう。
(文=編集部)