お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実が計約1億2000万円の所得隠し・申告漏れを、東京国税局から指摘されていたことがわかった。本日(23日)夜にも徳井本人が記者会見を開くという情報もあるが、事態は流動的なもよう。
徳井は、所属する吉本興業から支払われる出演料などを自身が設立した個人会社「株式会社チューリップ」を通して受け取っていた。同社は2012年から15年までの4年間で個人旅行や洋服代、アクセサリー代などを会社の経費として計上。東京国税庁はこの経費部分約2000万円を認定せず、仮装隠蔽を伴う所得隠しとした。また16~18年の3年間の所得をまったく申告していなかったため、国税局はこの間の所得約1億円の申告漏れを指摘したという。
重加算税を含め、追徴税額はあわせて約3400万円だったが、徳井はすでに納税と修正申告を済ませているという。
「所得隠しや申告漏れは事実上の脱税で犯罪行為。テレビ局は基本的に、相手が大手企業でも、重大な犯罪が発覚すれば取引を一時的に停止します。また、2012年に河本準一(次長課長)の母親が生活保護を不正に受給していたことが発覚した際には、河本はレギュラー番組を降板し、事実上活動休止状態となりました。さらに、板東英二が2012年に約7500万円の申告漏れが発覚した際も、当時レギュラー出演していた全番組が降板・打ち切りとなりました。こうした事情や過去の事例から考えても、徳井の1年程度の謹慎や活動休止は免れないというのが業界内での見方です」
また、別のテレビ局関係者は語る。
「最近では不倫や反社会勢力への闇営業などでもタレントが活動休止においやられるケースも多い。徳井の場合は明白な違法行為で、かなり悪質ゆえに、活動休止等の処分はやむを得ない。
ちなみに徳井の私生活について、同関係者は言う。
「悪い噂はないですが、芸人同士で飲みに行った際は割り勘にしたり、きっちり領収証をもらったりと、お金にはセコイ面があるという話は聞いたことがあります」
果たして徳井の口から、何が語られるのだろうか。
(文=編集部)