財界の重鎮・牛尾治朗氏、安倍首相と姻戚関係だった…小泉構造改革の“陰の司令塔”

       
祖父は相場師、父は銀行と電力会社の経営者

 牛尾家の始祖は牛尾梅吉氏。播磨国姫路(現・兵庫県姫路市)の生まれ。太物(呉服)の商いを始め、米穀の仲買業に転じ、米穀取引で大成功を収める。1913年、大阪・堂島に進出。大相場師・石井定七と米の先物相場で大勝負を演じ、勇名を馳せた。孫の治朗氏は日本経済新聞に掲載の『私の履歴書』に「売りの石井、買いの牛尾の一騎打ちになった」と書く。梅吉氏の相場のやり方は徹頭徹尾そろばん本位で、“算盤将軍”と呼ばれた。儲けたカネで土地を買った。そして、姫路駅前の大地主となった。

 梅吉氏の息子、牛尾健治氏は姫路銀行頭取を務めた。のちに神戸銀行に吸収合併され、神戸銀行(三井住友銀行の前身の一つ)の初代副頭取に就いた。健治氏は電力・電機事業に進出。中国合同電気や山陽配電(関西電力中国電力の前身)の大株主・経営者となり、牛尾財閥を築いた。戦時体制による電力の国家管理を批判する論陣を張ったことでも知られる。中国合同電気の電球製造部門が独立して姫路電球となり、同社から産業用特殊光源(ハロゲンランプ)部門を受け継いで設立したのがウシオ電機である。

小泉純一郎政権で経済財政諮問会議の委員として構造改革を推進

 牛尾治朗氏は1931年2月生まれ。東京大学法学部を卒業し、東京銀行(三菱UFJ銀行の前身の一つ)に入行。退職後カリフォルニア大学大学院に留学し、家業の傍ら、28歳の若さで経済同友会に入会し、早くから財界活動に軸足を移すようになる。1964年3月、33歳の時に姫路電球から製造部門を分離し、ウシオ電機を設立、代表取締役社長に就いた。


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2020年6月5日の経済記事

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