6月にジャニーズ事務所を退所後、YouTube公式チャンネルの登録者数がすでに152万人(2020年8月25日現在)に達し、多くの話題を振りまきながらも絶好調の手越祐也。そんな彼の“熱唱”が、またもや話題を呼んでいる。

 手越は24日、自身のYouTubeチャンネルに『【チャラ男の無人島生活3】これが無人島最後の動画です』というタイトルの動画を投稿。彼がかつて出演していた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)への“オマージュ”か、などとして話題になっていた「無人島生活シリーズ」の第3弾なのだが、そのなかの“あるシーン”に、注目が集まったのだ。

「今回の第3弾動画で手越は、ビーチフラッグを行い、きりもみ式の火起こしに挑戦するなどしていました。火起こしではなかなか火を着けることができず、『あんだけ擦って煙さえ出ない。腹立ってきたな』と悪態をついたものの、その後成功。その日で焚火をし、島で獲った魚を焼いてその味を絶賛していましたね。

 動画の締めとしてスタッフから歌をリクエストされた手越は、『手越祐也第2幕に完全にGOするぞっていうさ、決意だったわけ。で、今歌のリクエストをされて。決意だからこそ、第1幕、手越のね。俺の人生を変えてくれた曲』として、SMAPのヒット曲『世界に一つだけの花』をチョイス、アカペラで熱唱してみせたのです」(芸能ライター)

「なぜ、NEWSの曲を歌わないのか」との批判の声

 歌唱後、「思い出したよ15歳の時。いい曲だな、最高の曲だな。大好き」と曲を絶賛した手越は、「これからの手越祐也に期待していてください!」と呼びかけて、動画は終了。

これに対しネットでは、「SMAPがこの曲を歌えない状況のなか、手越が歌ってくれたのはよかった」「アカペラでアレだけ感情を載せて歌えるの、やっぱり手越って歌が上手い」など、肯定的に捉える声も。

 しかし一方で、「無神経すぎるし、そもそも許可とか取ってるの?」「NEWSの曲を歌えばいいのに」「歌もビブラートでごまかしてるだけで、そんなに上手いとは思わない」など辛辣な意見も多く見られ、賛否が入り交じる状態となっているのだ。

「手越自身が言及していたように、『世界に一つだけの花』は手越のデビューのきっかけとなった曲なんです。彼が15歳の時、ジャニーズJr.の仲間とカラオケに行った際、この曲を熱唱したところ、周りの仲間が感嘆。その翌日に、歌が上手いジャニーズJr.メンバーを探していたジャニー喜多川社長に対し、その仲間らが手越を推薦、結果としてKAT-TUNのライブに出ることが決まった……という有名なエピソードがあるんですよ。

 とはいえ、『この無人島シリーズ』に対しても、『“イッテQ”のまんまじゃないか』といった批判の声があるなか、さらに大先輩であるSMAPの曲を持ってきたわけですからね。

『結局ジャニーズをネタにしないと食っていけないのか……』と、冷ややかな声も上がっています」(同・芸能ライター)

 6月23日に行われたジャニーズ事務所退所会見では、「なんかすごい革命的なことをやっているし、面白そうだなと思わせられる絶対的な自信がいま僕にはあるので」と、独立の理由を語っていた手越。しかし今回の動画に関しては、視聴者に対し、“革命的”な何かを感じさせることはできなかったようだ。

(文=編集部)