今春の番組改編をめぐる報道が飛び交っている。主だったところでは、元SMAP・中居正広がMCを務める『ナカイの窓』(日本テレビ系)と『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日系)の終了、2020年いっぱいでの活動休止が発表された嵐の『嵐にしやがれ』(日テレ系)と『VS嵐』(フジテレビ系)の継続などが注目された。
そんななか、無敵の強さを誇っているのがマツコ・デラックスだ。マツコは現在、『月曜から夜ふかし』(日テレ系)、『ホンマでっか!?TV』(フジ系)、『5時に夢中!』(TOKYO MX)など計8本のレギュラー番組を抱えている。これほど多く番組に出演していれば1本くらい打ち切りがありそうだが、今春の改編では“無風”だという。
「マツコは視聴者、テレビ局、CMのクライアント企業の三者から非常に好感度が高い。今期もレギュラー8本は継続することが内定しているようです。まさに無双状態といえます」(テレビ局関係者)
ビデオリサーチが発表した「男性タレント人気度上位50」では2018年2月度で1位、8月度で2位、日本モニターが発表した「2018タレント番組出演本数ランキング」では女性部門で5位に食い込んだ。調査媒体でマツコをランキングする性別が統一されていないのはご愛嬌だが、いずれにしても無類の強さを誇る。
「その一端が垣間見えたのが、1月に東京都内で開催された大手広告代理店最・電通の新年会、通称『年賀会』でした」(同)
電通の年賀会は毎年、政財界や芸能界、スポーツ界などから5000人ほどが集まる同社の名物イベントだ。
「毎年タレントも招待されていますが、今年はマツコが呼ばれ、いつもの黒装束姿で来場していました。そのマツコのもとにはテレビ局や広告代理店の関係者などが列をつくって頭を下げ、『今後、よろしくお願いします』とあいさつしていました。もっとも、当人はケータリングの豪華な食事をほおばりながら、『この味付けは~』などとのんきな様子でしたよ」(同)
番組制作サイドとしては起用しやすい、または起用したくなる存在なのだろう。今年のテレビ界でも、マツコは中心の一端を担いそうだ。
(文=編集部)