「税金は社会に必要なもの」と分かってはいるものの、さまざまな理由から「納得できない」と感じる人が多いようだ。例えば大阪府の50代男性からは、



「高い税金を支払ったうえで、その後も固定資産税や相続税などを支払うのは、納得できない」(年収2400万円台/不動産・建設系/個人事業主)


と、「税金の納得できないところ」を具体的に指摘する声が寄せられている。

ほかのキャリコネニュース読者の声も詳しく紹介していこう。(文:大渕ともみ)


■「とにかく税金が高すぎる。高級車1台分の税金を払うって何なんだろう……」


特に目立つのは「シンプルに税金が高すぎる」という不満だ。年収900万円台の50代女性は、



「普段から税金が高くて辟易しているのですが、ボーナスの時は額面と手取りの差があまりにも大きくて、労働意欲が失せてしまいます」(兵庫県/専門コンサル系)


と嘆く。「ボーナスの手取りが思ったよりも少ない」とがっかりした経験のある人は、女性の不満に共感できるだろう。


神奈川県の60代男性(年収1500万円/個人事業主)も「とにかく税金が高すぎる」と感じている1人だ。



「少し貯金ができたと思っても、すべて税金関係で持っていかれる。高級車1台分の税金を払うって何なんだろう……」


と釈然としない様子。毎月給料天引きで税金を納めるサラリーマンに比べると、個人事業主は1回あたりの納税額が大きいため、より負担に感じてしまうのかもしれない。


■「税金が有効に利用されていない」との声も多数


ほかに「税金の使い道に納得できない」という声も多く寄せられている。都内に住む年収2200万円台の40代男性は「税金が有効に利用されていない。その結果、『税金を払うのがばからしい』という風潮になる」と主張。


では、どのような税金の使い道が望ましいのだろうか。年収1300万円台の神奈川県の30代男性は「累進課税は理解できますが、子育ての支援が所得制限で受けられないことは納得がいかない」と憤る。男性は、子育て世帯への支援は平等にすべきと考えているようだ。



「仕事は激務で転勤もあり。妻は専業主婦で子ども3人を育ててくれています。子どもたちはまだ小さく手がかかりますが、実家は遠方。

しかし保育サービスになかなか頼ることができません。そんな中、妻は1人で頑張ってくれています」


確かに、少子化が加速している現在、子育て関連の支援は手厚くするべきかもしれない。


そのほか、福岡県の40代男性からは、



「ここ10年ほど、毎年梅雨になると大雨で床下浸水になる。高い税金を払っているのに、治水工事がなされず本当に腹が立っています!」(年収500万円台/商社系)


という怒りの声が寄せられている。


※キャリコネニュースでは引き続き「税金が高くて怒っている人」や「お酒の失敗エピソード」などのアンケートを実施しています。


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