家には、幸運が舞い込む「住んでイイ家」と「住んだらヤバい家」の2種類がある! 土地探しや設計段階から住居にたずさわる風水鑑定士で、物件マニアでもある愛新覚羅ゆうはん氏が、「風水」「家相」「心理学」の三本柱をベースに、 新しいお家開運術をご紹介!

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○私の事故物件体験談-風水対策の効力は一時的だった…

私は、今まで2回、事故物件がある建物に住んだことがあります。

1軒目は都内某所のロフト付きの新築物件。
当時は、事故物件サイトはなく、不動産屋さんから聞き出す以外、事故物件かどうかは判断できない状況でしたが、「新築物件だからまったく問題ないだろう」と、引っ越しました。

最初は違和感なく暮らしていましたが、夏になると何度も金縛りにあい、あきらかに自分の後ろに誰かが正座して座っている気配が…。それが何度も続くので、近所で古くからやっている駄菓子屋さんで聞いてみました。すると、今のアパートが建てられる以前の建物で自殺があったとのこと…。

新築だからと安心していましたが、その土地には、まだ浮かばれていない霊魂が染みついていたのでしょう。私は1年も経たないうちに留学が決まり、その部屋を引き払いました。
その夏以降、金縛りにあうこともなく、人の気配を感じることもなくなったので、おそらく夏ごろに亡くなられた方だったのか、お盆時期の影響だったのか…と、想像するばかりです。

2軒目は、不思議な形のデザイナーズマンションに住んだときの話です。事故物件サイトでも問題がないことを確認し、大丈夫だろうと思っていましたが、ある日、隣の家の人からこう言われたのです。

「この部屋、2年もしないうちに皆出ていっちゃうの。真向かいのあのお宅、ご家族のひとりが自殺しちゃって、今も空き家なのよ」。

ネットで調べていくと、真向かいのマンションが売りに出された際の不動産業者のページを発見。
そこには、瑕か疵し 物件(訳あり物件)と書かれていたのです。

正直、その話を聞いた時はショックでした。でも、風水・家相の研究をしていた私は一念発起! 風水の知識を用いて事故物件の対策を実験してみることにしました。

自分なりに風水・家相対策をしてみると、悪いことが起こるどころか仕事が順調に決まり、ノリノリの状態に。

しかし、1年が過ぎた春、お風呂場から異臭が漂ってきました。排水口はキレイだし、なぜだろう? と思っていた数日後、真上の階の人が、心筋梗塞を起こしてお風呂場で亡くなられていたことを知りました。
「あの臭いって…」と、すぐに引っ越しを決意したのです…。

もちろん、自殺や他殺ではないので事故物件と判断することはできませんが、真向かいの家で自殺、真上の階で病死とは…とてもよい状況とはいえません。今思えば、あのマンションは造りがとても不思議で、家相の観点から見ると不具合が起きやすく、風や気の通りも滞りがちだったのです。

結果的に私自身には影響はなく、むしろ運気はよかったのですが、さすがに真向かい、真上と事故物件に挟まれるのは気持ちがいいものではありません。住まいはどんな環境であっても、最終的にはやはり「心地よさ」で判断することも大切だなと経験しました。

本連載は、風水師の愛新覚羅ゆうはん氏による 『人生が変わる! 住んでイイ家ヤバい家』より、一部を抜粋してご紹介しています。


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○『人生が変わる! 住んでイイ家ヤバい家』(日本文芸社)
著者:愛新覚羅ゆうはん

家には2つの種類があります。幸運が舞い込む「住んでイイ家」と、不幸が訪れる「住んだらヤバい家」。土地探しや設計段階から住居にたずさわる風水鑑定士であり、 自身も物件マニアである著者が、事故物件体験談も交えながらレクチャー。 古代中国発祥の「風水」と日本独自に作られた「家相」、 そして“快“か"不快“かを扱う「心理学」の三本柱をベースにした新しいお家開運術。さらに、ヤバい事故物件は大島てる氏が監修し、風水術と事故物件の関係性や、著者自身の事故物件体験談、気になる霊障対策も。家を開運スポットにする指南書です。
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