俳優の稲垣吾郎と女優の新垣結衣が共演する映画『正欲』のティザービジュアルと特報映像が18日、公開された。また、追加キャスト7人と公開日が11月10日に決定したことも発表された。


監督・岸善幸氏、脚本・港岳彦氏で、第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウ氏による小説『正欲』を映画化。家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なった”選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的なストーリーで、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗佐藤寛太、東野絢香を出演者として迎え、2022年9月から10月に掛け撮影を行った。

今回公開されたティザービジュアルでは、『正欲』というタイトルが大きく示されており、「(ab)normal desire」という映画『正欲』の英題がパッションピンク色の手書き風文字で強調されている。あえて( )でくくられた「ab」が意味するものとはなんなのか、気になるつくりだ。そして、「傑作か、問題作か。」というキャッチコピーもつけられている。

併せて公開された特報映像でも、本作のタイトルが大きく強調されている。
「正」という文字が最初に示された後、稲垣、新垣、磯村、佐藤、東野それぞれの表情が大きく映し出されていく。「欲」という文字が次に示されると、「それでも私が、私たちが抱えている欲望は、あって良いものだと思いたい」という新垣が演じる桐生夏月(きりゅう・なつき)の台詞とともに、再度キャストの表情が次々と映される。切迫感、安堵、疑問、不安……それぞれの役柄が心に秘めた想いを感じさせる。傑作か、問題作か。『正欲』というタイトルの意味とは? 観る者の想像を刺激する。

そして、追加キャスト7人が明らかに。
山田真歩、宇野祥平、渡辺大知徳永えり岩瀬亮坂東希山本浩司が出演する。また、公開日が11月10日に決定したことも発表された。

(c) 2021 朝井リョウ/新潮社 (c) 2023「正欲」製作委員会