映画『ある閉ざされた雪の山荘で』(2024年1月12日公開)のジャパンプレミアが21日に都内で行われ、重岡大毅(WEST.)、間宮祥太朗中条あやみ岡山天音西野七瀬堀田真由、戸塚純貴、森川葵、飯塚健監督が登壇した。

同作は東野圭吾氏による同名小説の実写化作。
とある山荘に集められた劇団員たち(中条、岡山、西野、堀田、戸塚、森川、間宮)と唯一の“部外者”久我(重岡)は、“大雪で外部との接触が断たれた山荘”という架空の密室空間で、新作舞台の主役の座をかけたオーディションの最終選考に挑む。しかし1人また1人と仲間が消えていくにつれ、彼らの間に「はたしてこれは本当に芝居なのか?」という疑惑が生まれていく。
○■重岡大毅、役者の中に飛び込む“異物感”に共感

「すっげえ嬉しくて! とりあえずそれを伝えさせてください」と感情を爆発させた重岡。映画単独初主演作がジャパンプレミアを迎えたことについて、MCから聞かれるも、MCの立ち位置と反対側を見て回答しようとする天然っぷりで会場を盛り上げる。そして、「撮影したのが今年の1月ぐらいなんですけれども、やっと皆さんに観ていただける機会がやってきた! と、すごく満たされていて、幸せですね」と喜びを噛み締めた。

オファーがあった当時の心境について、重岡は「めっちゃ嬉しかった。
すぐ家族とメンバーに伝えて、『がんばってこいよ』と言ってもらった」と振り返る。今作とは共通点もあったそうで、「この作品は初版が1992年で僕も1992年生まれ。“ビビッと”感じました」と運命に導かれるように臨んだ。

登場するキャラクターが全員役者という今作。重岡は自身が演じた役と似ている部分もあったといい、「ここにいるメンバーの中で、僕一人だけ劇団員ではなく、(作中で)唯一の部外者としてオーディションに参加するんですが、そこが取っ掛かりやすかった」と明かす。「僕は普段WEST.というグループでやっていますので、ある種、違うフィールドでやっている僕が役者の皆さんの中に飛び込んでいく“異物感”と言いますか……そこは台本を読んで“指にかかる感覚”があった」と確かな手応えも。
役との共通点をきれいにまとめた重岡だったが、最後は「なんか今の言い方かっこよくない?」と自画自賛で笑いを誘っていた。