同作のVFXは、山崎貴監督による『ゴジラ-1.0』で第96回米アカデミー賞 視覚効果賞を受賞した白組が手掛けている。
博雅(染谷将太)と徽子女王(奈緒)の花咲く空間は、佐藤嗣麻子監督のこだわりの一つでもあり、鮮やかな色彩が目を惹くハイクオリティなVFXに。平安時代に忠実に再現された美しい衣装の数々にも注目となっている。本映像のナレーションは、アニメ『呪術廻戦』の両面宿儺役でも知られる声優の諏訪部順一が務めた。夢枕獏原作の朗読劇『陰陽師 ~藤、恋せば~』で安倍晴明を演じた経験もあり、本作と所縁の深いコラボレーションが実現した。
謎の金龍に連れ去らわれてしまった徽子女王を取り戻すために、真相を追う晴明と博雅の友情、そして博雅を慕う徽子女王の切ない想い、帝と陰陽師の思惑、様々な人間ドラマが交錯し、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀と呪いが動き出す。映像の最後には、原作者である夢枕獏が「晴明が晴明たる世界観、“呪”の表現、呪術の演出、すべてが素晴らしい」と絶賛するコメントも収められた。
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