富士通は4月1日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)と協働して自然資本・生物多様性を保全するネイチャーポジティブの実現を目指して3月29日にMOU(Memorandum of Understanding:覚書)を締結したことを明らかにした。ネイチャーポジティブとは、生物多様性の損失を止め回復させることを意味し、社会活動や経済活動によって自然にプラスの影響を与えることを目指す概念を指す。


両社はこのMOUを通じて、富士通が持つAI(Artificial Intelligence:人工知能)やブロックチェーンなどのテクノロジー、DX(デジタルトランスフォーメーション)のノウハウと、MUFGのグローバルネットワークやファイナンス機能など双方の強みを組み合わせて、ネイチャーポジティブの実現に向けたソリューションを企画する。加えて、さまざまな企業とのコラボレーションを進めることで、顧客の自然資本や生物多様性保全につながる事業機会の創出、経営基盤の強化などを実現していくとのことだ。