アイドルグループ・WEST.が29日、ドームツアー「WEST. DOME TOUR AWARD ~10th Anniversary~」の東京ドーム公演初日を開催。開演前に報道陣の取材に応じた。


今年4月23日にCDデビュー10周年を迎えたWEST.(重岡大毅桐山照史中間淳太神山智洋藤井流星、濵田崇裕、小瀧望)の2年ぶりとなるドームツアーは、大阪、福岡を経て、8月29日~31日に東京ドーム公演を開催。3都市8公演で38万人、東京ドーム公演では3日間3公演で16万5000人の動員を予定している。

同ツアーの手応えを聞かれると、演出を担当した藤井は「本番前に『ええじゃないか』を流してファンが歌ってくれるんですけど、今回上手とか下手とかで分けさせてもらってカラオケ方式にしたらより歌ってくれるようになって、僕ら出る前からめちゃくちゃ盛り上がっている」と新たな試みについて言及し、小瀧も「ライブ始まる前にライブが始まっている」と同調。重岡は「僕らが初めてだったら『WEST.方式』と言ってほしい……と藤井は言っています(笑)」と話した。

また、藤井は「7人でいることをより重点的に意識して、オープニング映像から7人でいることに対してのインタビューが流れながら始まる。4分何十秒あって、長めのオープニング映像になっている」と説明。小瀧が「過去最長のオープニング」と言うと、重岡は再び「WEST.方式」と名付けて笑いを誘い、メンバーが「全部WEST.方式」とツッコんだ。

10年を振り返って印象に残っていることを聞かれると、中間は「小瀧がデビューしたとき高校生だったので、卒業する時と成人を迎えたときはめっちゃ覚えています。桐山とも言っていたんですけど、小瀧がするときに卒業できるかどうかの夢を見たという話をして。末っ子なので。そう考えるとみんな大人になったなと思います」としみじみ。小瀧も「出席日数ギリギリで卒業しました。
デビューしたとき全員で年間の3分の1か4分の1くらい舞台やっていたので大変でした」と振り返った。

福岡公演において、8月26日に32歳の誕生日を迎えた重岡の誕生日をお祝い。桐山が「重岡の誕生日を祝いましたよ」と言うと、重岡は「ケーキを出してくれて。本当にいい思い出に。32歳になったんですけど、31歳の最後が福岡ドームという初めてのところで、32歳のライブ初めが東京ドームというのはよかったな、ありがたいなと思います」と感謝した。

東京ドーム公演の最終日となる8月31日には桐山が35歳の誕生日を迎える。小瀧と重岡は「任せてください。サプライズ用意しています。ケーキ出しますから(笑)」「照史以外のグループLINEでみんなでしゃべっています。写真をケーキにできるっていうのがあるんですよ。この写真いいかなっていうのを当日サプライズで出します!」と本人の前でサプライズを明かし、桐山は「サプライズって気づかないでやるもの(笑)」とツッコんだ。

今回のライブでは、歴代のアルバムに収録された人気ユニット曲を披露するコーナーも。
藤井は「重岡発案なんですけど、ユニットの合間にミニコントみたいなものを挟んで次の曲を振る。そこも楽しんでいただけたら」と伝え、重岡も「その当時のことを知らない人もいると思うから、知らない人でも知っている人でも楽しめる。発案と言いましたけど、重岡方式で(笑)」とまたまた“方式”を使って笑いを誘った。

そして改めて、重岡は「一つの大きな集大成になっているのは間違いない。東京ドームという場所でやれるというのはすごいことだと思います」と述べ、「どんなことがあっても素敵な腐れ縁ですので。名前も変わりましたけど本質は変わってない。僕ら楽しそうなことをずっとやっていきたい。自分たちが楽しいと思えることを大事にしてやっていきたいです」とコメント。

藤井は「7人で楽しめる空間を10周年でつくれていてよかったなと。7人で楽しめていてよかったなと思います」と述べ、小瀧は「ライブで日替わりのコーナーがあるんですけど、さっき誰が日替わりの一言を言うかというじゃんけんをして、そのじゃんけんでめちゃくちゃ盛り上がって、いいグループだなと思いました」と満面の笑みを見せた。

今後の夢の話になり、回答を求められた濱田が「俺の夢はずっと変わらず、でっかいブラックバス。それが夢なんです。
全然釣れないんですよ」と個人的な夢を語ると笑いが起こり、桐山は「頼むから釣ってくれ!」と応援。重岡も「メンバーのやりたいことは僕たちの夢なので応援しています!」と尊重していた。
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