米Googleは7月16日(現地時間)、AIを活用したリサーチツール「NotebookLM」の名称を「Gemini Notebook」に変更すると発表した。改称後も独立したリサーチツールとして提供する一方、GeminiアプリやGoogle検索との連携を強化する。
NotebookLMは、2023年のGoogle I/Oにおいて「Project Tailwind」という名称で、ユーザーが提供した文書を学習・分析できる「個人用AIノート」のコンセプトとして発表された。同年7月に名称を「NotebookLM」に改め、米国の一部ユーザーを対象に試験提供を開始、12月に一般公開となった。2024年10月にGoogle Labs発のプロジェクトから完全に一本立ちし、実験(Experimental)ラベルが外されて正式サービスに移行した。Googleによると、現在は3000万人を超えるユーザーと60万以上の組織が利用しているという。
改称後もGemini Notebookは、リサーチに特化した単独の製品として存続する。ただし、GoogleのAIサービス全体との接続は強まる。すでにGeminiアプリからノートブックを作成・閲覧でき、Gemini Notebookの単独サービスとの同期が可能である。今後は、Google検索の「AIモード」からもノートブックを利用できるようにする計画である。
Gemini 3.5とAntigravityによる機能強化は、6月に発表された。Gemini 3.5はGoogle I/O 2026で発表された最新モデルで、最初のモデルとして、推論品質と速度のバランスに優れる「Gemini 3.5 Flash」が公開されている。Antigravityは、AIエージェントによる複数段階の処理やコード実行を支える基盤で、NotebookLM内ではコードの自動生成・実行を担う。
新たな仕組みでは、各ノートブックに安全なクラウドコンピュータが割り当てられ、Gemini Notebookが情報源の内容に基づいてコードを記述・実行できる。これにより、複数の資料を横断したデータ分析に加え、チャートやPDFレポート、表計算ファイル、スライド資料などを生成できる。
この機能強化はこれまで、Google AI Ultraユーザーと、AI Ultra AccessまたはAI Expanded Accessを利用するGoogle Workspaceの法人顧客向けに提供されていた。今回、提供対象をWeb版のGoogle AI Proユーザーにも広げることで、高度なデータ分析や多様な形式の成果物生成を利用できる層が拡大する。











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