大谷翔平の得点圏打率の低さが目立っている(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間4月16日(日本時間17日)、本拠地ドジャースタジアムでのナショナルズ戦に「2番・DH」で出場し、5打数2安打の成績だった。

 同13日のパドレス戦以来のマルチ安打で3試合連続安打を記録した大谷。

今季はここまで打率.341、4本塁打、10打点という好成績を収めているが、悪い面で注目されているのが得点圏打率の低さだ。

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 大谷はこの日、2回の第2打席で一死二・三塁と好機で二ゴロ、4回の第3打席も二死一・三塁だったが、またも二ゴロに倒れた。さらに、7回の第4打席も無死二塁の場面で中飛に終わり、3度回ってきた得点圏ではいずれも結果は残せず、ここまで得点圏打率は19打数1安打の「.053」となっている。

 大谷は得点圏ですべて初球から積極的にバットを出していった。『MLB.com』のドジャース担当記者であるファン・トリビオ氏は、試合後にドジャースのデーブ・ロバーツ監督のコメントをX上に掲載した。

 これによると、同監督は「彼はとてもアグレッシブなバッターだ。

そして今、彼は得点圏に走者がいると、これまで以上にアグレッシブだ。だから、その気持ちを少し抑えなければならない。投手に球数を投げさせることも必要だ」と述べたという。

 3月20日に行われたパドレスとの韓国での開幕戦では、8回一死一・二塁で左翼への適時打を放った。しかし、それ以降は得点圏での安打は生まれていない。

 これまでもチャンスに強いイメージを持たれている大谷だけに、意外な得点圏打率の低さがクローズアップされ始めた。

雑音を振り払い、新天地で何とかこの呪縛を解き放ってもらいたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]