リニューアルした「サンモニ」の新たな人材も注目されている(C)photoAC

 海の向こうで快進撃を繰り広げるドジャースの大谷翔平選手。その一方で「割を食う」ことになったものもあります。

地上波テレビにおけるプロ野球報道です。

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 ネットニュースの関係者は言います。

「地上波テレビにおけるプロ野球のニュースは、本当に少なくなりました。巨人情報に手厚いはずの日テレ『Going!』でも、冒頭は必ず大谷選手のニュース。そんな中で、最も手厚く報じてくれる番組は、実はTBSの『サンデーモーニング』ではないかと、業界内では言われています」

「サンモニ」は言わずと知れた日曜朝の看板番組。人気の源が、かつて大沢啓二さんと張本勲さんによる「喝」と「あっぱれ」が飛び交ったスポーツコーナー「週刊ご意見番」であることは自明といえるでしょう。

 長寿番組にとって、リニューアルは避けられないもの。張本さんがレギュラーを卒業した後も、落合博満さんや中畑清さん、槙原寛己さんや佐々木主浩さんや上原浩治さんらゲスト陣は強力。にぎやかなトークで日曜朝を盛り上げています。その注目度はネットニュース関係者も認めるところです。

「日曜の朝には、スポーツネットメディアでは『週刊ご意見番』の内容をすぐに記事化できるよう、スタンバイしている社もあるようです。驚くほどのPVをたたき出せると評判で、番組への注目度は依然として高いものがあることの証明と言えそうです」(前述の関係者)

 そしてこのたび、関口宏さんから膳場貴子さんへとメインMCが交代されました。

膳場さんはあまりプロ野球に興味がないようにも映り、コーナーの進行についても不安が募りましたが、それを補ってあまりある存在が隣にそびえています。

 駒田健吾アナウンサー、その人です。

「50歳の駒田アナはスポーツ実況の経験もあり、野球を始めとするスポーツ全般に精通していて、ゲスト陣からうまく専門的なコメントを引き出しています。むしろスポーツ情報に疎い膳場さんは『お茶の間の代表』として素朴な疑問を呈するなど、駒田アナが入ったことで絶妙のバランスが築かれ、リニューアル後も楽しく視聴することができる。『冒頭はプロ野球、最後はメジャー』という構成も面白い。今後もプロ野球ファンにとって、楽しみな時間になることは間違いありません」(前述の関係者)

 地上波で、プロ野球の珍プレー好プレーが流れる貴重なひととき。

 TBSの担当者に「あっぱれ」をあげたくなる野球ファンも、少なくなさそうです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]