韓国でふたたび猛打を振るっているロハスJr.。その打棒には指揮官も脱帽する。
日本で辛酸をなめた助っ人が、韓国でふたたび存在感を強めている。元阪神のメル・ロハスJr.だ。
今季にKBO(韓国プロ野球)リーグのKTウィズ復帰したロハスJr.は、開幕から好調を維持。現地時間5月22日時点で49試合に出場し、打率.299、11本塁打、34打点、出塁率.424、長打率.561、OPS.985と打ちまくっている。OPS1.217を記録した開幕直後の勢いこそ落ち着いてきたが、数字は安定している。
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日本時代を思えば、目を見張る活躍と言っていい。
日本の野球に馴染むのに苦心した阪神時代を「簡単に良い悪いを言うことはできないけど、日本は韓国より球速が速い投手が多いんだ。制球力の良い投手ももっと多かった」と振り返っていたロハスJr.は、今まさに第二の春を謳歌している。
慣れ親しんだ土地で本領を発揮する助っ人砲に指揮官も舌を巻く。今季はロハスJr.を1番としても抜擢するKTウィズのイ・ガンチョル監督は、日刊紙『朝鮮日報』で「1番起用は外国人選手にとっては簡単なことではない。
「彼はいつも『イージー、イージー』といって、試合に臨んでいる。ロハスは日本で一度失敗したから、韓国では何とかやってやろうという気持ちが出てくるのではないかな。あとは日本で見たボールがきっと役に立っていると思う。だから今年は四球も多いはずだ」
NPBでの経験を経て、ふたたび球団の中心メンバーに。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]