Bリーグは新シーズンが始まり間もなく1か月。オフの目玉、移籍市場で獲得した注目選手を、Bリーグの中継や見どころなどを紹介する番組「BS12水曜バスケ!」がセレクト。

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ダバンテ・ガードナー(新潟アルビレックスBB→シーホース三河)
今シーズン最も衝撃を与えたと言っても過言ではないのが、2年連続得点王の移籍。得点はここまでリーグ5位(今季平均22.1得点)と安定のパフォーマンスを見せているが、今年は味方を生かすアシストでも貢献している(アシストランク2位、今季平均6.7アシスト)。大幅なメンバー変更をして挑んだ今シーズンの三河。チームは中地区4位と低迷しているが、最強の攻撃陣の連携が深まれば、リーグ制覇も夢ではない。

大塚裕土(富山グラウジーズ→川崎ブレイブサンダース)
昨シーズンBリーグオールスターMVPに選出された、正確無比な3ポイントが持ち味の大塚が、富山から川崎に移籍。新天地では2年ぶりにベンチスタートも経験したが、コートに入ればしっかりと結果を残している。

大塚が加わったことでチーム内競争も激しくなり、選手層がさらに厚くなった。初優勝を目指す川崎にとって、大塚の加入は大きい。

石井講祐(千葉ジェッツ→サンロッカーズ渋谷)
千葉のフランチャイズプレイヤーが渋谷へ電撃移籍。昨シーズン3ポイント成功率リーグNo.1(45.2%)で、3ポイント王の称号を手に入れたアウトサイドのシュートが武器だ。今季はまだ3ポイント自体は多くはないものの、アシストやディフェンスでチームに貢献。移籍1年目にも関わらず副キャプテンに任命されるなど、精神的にも渋谷の快進撃を支える存在となっている。

「BS12水曜バスケ!」MCのおのののかさんは、「石井選手の加入によってチームの雰囲気がガラッと変わった」と称賛。

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橋本竜馬(琉球ゴールデンキングス→レバンガ北海道)
琉球から北海道へ衝撃の移籍。昨シーズンリーグワーストとなる22連敗を喫した北海道だが、今シーズンは開幕から4連勝を飾るなど、スタートダッシュに成功。快進撃の裏には橋本の存在が大きく影響している。リーグ屈指のディフェン巧者が加入した北海道は、昨シーズンリーグ17位だった失点(平均失点82.2)が、現在リーグ1位の最少失点(平均失点70.2)のチームへと激変。これまで数々のタイトルを手にしてきた橋本が、チームに勝者のメンタリティーを植え付けている。

「BS12水曜バスケ!」解説の渡邉拓馬さんは「昨年下位だった北海道に、(西地区1位の)琉球からいくという考え方は今までなかった。移籍というとネガティブなイメージもあるが、チャレンジを目的に移籍するというのは新しい」と評価。

松井啓十郎(シーホース三河→京都ハンナリーズ)
現在、西地区2位の京都。チーム好調の要因は、今年34歳を迎えるベテラン松井の獲得。これまで、マブンガとサイモンによるオフェンスが大きな得点源となっていたが、シューター松井の加入によって大きく攻撃の幅が広がった。第4節の王者・アルバルク東京戦では、3ポイント7本を含む26得点をあげ、チームを勝利へ導いた。

新たなオプションを手に入れた京都が虎視眈々と頂点を狙う。

他にも、新天地で戦いに挑んでいる選手はまだまだいるが、開幕から1か月を迎え、チームの連携も高まってきたこれからの戦いに注目だ。

次回11月6日の「BS12水曜バスケ!」は、10月のスーパープレーを番組独自の視点でセレクトして紹介する。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]