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 今年はまさに監督人生を賭けた1年となりそうだ。監督就任4年目、単年契約となる今季は悲願の優勝が至上命題となる。


 2021シーズンはヤクルトとゲーム差なしの2位まで追い詰めながら、勝ちきれなかった敗因には「選手起用下手」もささやかれている。

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 「前半戦好調だったルーキーの佐藤輝、サンズ、梅野、大山らがそろって後半戦不振に陥った。前からいわれているが、特に阪神の選手は不振が長引く傾向にある。勝負を賭ける今シーズンの戦いは好不調の選手の見極め、また状態が悪くなったときにどう対応するのかが注目される」(球界関係者)

 中でも大きな注目を集めたのはルーキーの佐藤輝の起用法だった。59打席連続無安打など大きな壁にぶち当たった佐藤輝について、後半戦は代打起用などが続いた。これには評論家の間からも「佐藤輝は将来の阪神を背負って立つ選手。

いくら調子が悪くても、スタメン起用を続けてほしかった」と長い目での育成を求める声が上がっていた。注目球団の阪神ということで大物ルーキーの育成に関してはシーズン中も賛否両論が飛び交った。そんな中でも1本筋が通った、指揮官の考えを示してほしかったというのだ。

阪神・矢野監督 背水のシーズン、鍵を握るのは「あの選手」の起用法 〈がけっぷちの男たち〉

 火種はほかにもある。正捕手候補の梅野はシーズン終盤になって、急遽スタメンを外され特に説明もなかったことで不信感を生むことにつながったとされる。国内FA権を保有していた梅野は行使も視野に入れながら、最終的には「タイガース愛」を貫き、残留を決意。

気持ちを新たに正捕手獲りに臨む決意を示している。

 一方でサポート役の重要性も指摘されている。矢野監督の采配に批判が高まる一方でサポートをする井上ヘッドに対しても「来季は監督が決断できないとしたら、ヘッドがもう少し方向性を示してあげてもいいかもしれない。注目度が高い阪神という特殊性もある。ここは『俺が責任取ります』ぐらいの強い気持ちで、チームを引っ張っていく覚悟が必要」(同)

 投打においての充実度はリーグ一という声も多い阪神。一方で長年の課題とされる「守備難」、「ここぞというときの勝負弱さ」をいかに克服できるかに注目が集まる。

進退を賭ける大事な1年はいかに選手たちとの信頼関係を築けるかも鍵を握りそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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