AmBitious/関西ジャニーズJr.の真弓孟之が初主演を務めるミュージカル『サンキュー・ベリー・ストロベリー』の上演が決定。併せて、土居裕子、高橋由美子、原田優一、まりゑの出演も発表された。



【写真】大倉忠義Pからの重大任務!? 関西ジャニーズJr.ユニット・AmBitious、初のウェブCM出演

 『サンキュー・ベリー・ストロベリー』は、2018年8月に韓国・ソウルの演劇の街テハンノで誕生したオリジナルミュージカル。独り暮らしの老女と、彼女の元に突然やって来たケアロボットが織り成す、ちょっと不思議で、とてもリアルで、とても温かい物語が反響を呼び、同年の「韓国ミュージカルアワード」にノミネート、2021年には再演が実現した。日本では、今回が初演となる。

 独り暮らしの老女・エンマの元に突然ケアロボットがやって来る。ロボットからのメッセージは、「サンキューと言って下さい」。エンマなりに落ち着いた暮らしを送っているつもりだった毎日が、そのロボットの出現から大変化を遂げる。
それはエンマにとって案外に愉快で、案外に心地よくて…。そして、過去と記憶を断絶して生きるエンマの前に現れる謎の女。忘れたいはずのエンマの記憶は、彼女を永遠に苦しめ続けるのか、彼女の心を救うのか…。

 本作で、なんともお茶目で愛おしくなるケアロボットを演じるのは、舞台単独初主演の真弓孟之(AmBitious/関西ジャニーズ Jr.)。独り暮らしの老女・エンマを土居裕子と高橋由美子がWキャストで務め、原田優一、まりゑが脇を固める。

 真弓は「初の外部舞台に主演させていただけることになり、大きなプレッシャーも感じていますが、演出家の荻田浩一さん、そして共演者の皆様にもたくさんご指導をいただきながら、“ケアロボット”という役を演じ切りたいと思います」と意気込みを語る。


 土居は「どんなに歳をとっても、何かを愛おしむ心は絶対に忘れちゃいけない。そう思わせてくれる物語です」、高橋は「韓国の作品の切り口はいつもどこか斬新だなぁ、と思っています。その中でも『サンキュー・ベリー・ストロベリー』は心をギュッと持っていかれる作品で、私の役者人生の中で、今回のエンマは初めてトライする役柄となります」とコメント。

 演出・訳詞の荻田浩一は、「真弓さんの若さと、土居さん、高橋さんの情趣がどう重なるか楽しみです。異なる他者との間に生まれる尊い気持ちこそが、生きる糧だと教えて貰える作品です」としている。

 ミュージカル『サンキュー・ベリー・ストロベリー』は、東京芸術劇場シアターイーストにて4月5日~16日、大阪・サンケイホールブリーゼにて4月26日~30日上演。


 ※キャスト、スタッフのコメント全文は以下の通り。

■真弓孟之(AmBitious/関西ジャニーズ Jr.)
 AmBitiousの真弓孟之です。

 初の外部舞台に主演させていただけることになり、大きなプレッシャーも感じていますが、演出家の荻田浩一さん、そして共演者の皆様にもたくさんご指導をいただきながら、“ケアロボット”という役を演じ切りたいと思います。

 劇場に見に来てくださる方が楽しめて、ホッと温かくなれる舞台にできるように全力で頑張りますので、是非劇場に足を運んでいただけると嬉しいです。

■土居裕子
 人は誰でも最後はひとり。とは言っても、孤独ほど、心を傷つける武器は無いと思います。
私も気がつけば60代半ば! 2年前引っ越しをした時、もし私ひとりになったら…、とか、もし相方をひとりにしてしまったら…なんてことを考えながら荷物を整理していました(笑)。なんだかわびしい気分になっちゃいますけど、でもこの物語は、愛です。どんなに歳をとっても、何かを愛おしむ心は絶対に忘れちゃいけない。そう思わせてくれる物語です。人生、復路を歩く私にこの作品を与えてくださったことに感謝しながら、精一杯、皆様に愛をお届けします。

■高橋由美子
 韓国の作品の切り口はいつもどこか斬新だなぁ、と思っています。


 その中でも『サンキュー・ベリー・ストロベリー』は心をギュッと持っていかれる作品で、私の役者人生の中で、今回のエンマは初めてトライする役柄となります。

 それは、とても楽しみでもある一方で、戦々恐々としているのも事実です。

 共演していただくキャストのみなさまと共に、よい作品に、お客さまの心に残る作品になる様に頑張ります。

■演出・訳詞:荻田浩一
 タイトルから想像されるポップでキュートな要素がふんだんに散りばめられていながら、心にズシンと確かな重みを感じさせる作品かと思います。

 そして、それは確かな癒しと救いを心が受け取った重量感なのかな、とも思います。

 老女と青年(今回はロボットですが)という組み合わせは他の作品にも見受けられる題材です。
真逆の存在だからこそ補い合えるものがあるのでしょう。真弓さんの若さと、土居さん、高橋さんの情趣がどう重なるか楽しみです。

 異なる他者との間に生まれる尊い気持ちこそが、生きる糧だと教えて貰える作品です。