桐谷健太が主演するドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』が、テレビ朝日系にて4月より毎週木曜21時に放送されることが決まった。
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主演・桐谷健太×脚本・福田靖による3年ぶりの再タッグとなる本作は、所轄警察署と地検と裁判所の24時…その知られざる世界を、異色の情熱刑事を中心にサスペンスとユーモアで描く大人の群像劇。福田がオリジナル脚本を務めた『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』(テレビ朝日系/2020年1月期)で桐谷が演じた情熱系主人公・仲井戸豪太がさらにパワーアップ? 走り出したら止まらない元体育教師の異色刑事が3年ぶりに、港町ヨコハマを舞台に疾走する。
主人公・仲井戸豪太は、昨今重視されるコンプライアンスなど「?」状態で、「とにかく犯人を逮捕して、被害者に感謝されたい」と躍起になる元体育教師の刑事。デリカシーがなかったり、昇進も気になる…といった人間的に未熟な部分を残す一方、地域住民とのふれあいを大切にするような人情味あふれる姿勢を貫き、己の足と刑事の勘、元教師の情熱を生かした捜査を展開していく。
そんな中途採用の情熱刑事・仲井戸豪太の前に立ちはだかるのは、「人を裁くには法が全て。人生経験や人情など関係ない」と言い放つ、“日本屈指の頭脳”を持つ検事チーム。そこへ、新たに司法サイドから、通常の刑事ドラマではほぼ登場することのない唯我独尊の判事(裁判官)も参戦する。
というのも、ドラマではパッと出がちな逮捕令状や家宅捜索令状…実は必要な証拠を集めた刑事からの請求を、判事(裁判官)が認めなければ発行されないのが現実。さらに検事が求める“被疑者の勾留請求”やその延長についても、判事が決定権を握っている。しかも、判事は独立性の原則から、上司や組織の目を気にする必要がない。その揺るぎない存在は、組織のしがらみも多い刑事や検事にとって、いわば目の上のたんこぶ、難攻不落の存在で…?
令状→逮捕→送検→起訴→令状→裁判という一筋縄ではいかない過程の中、学歴も身分も収入も資格も捜査方針もまったく違う、決して交わらない人々が真っ向からぶつかり、交わっていく姿が、ユーモアも交えながら軽快に描かれる。
撮影開始に向け、闘志をみなぎらせる主演・桐谷。
木曜ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』は、テレビ朝日系にて4月より毎週木曜21時放送。
※桐谷健太らのコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■桐谷健太(仲井戸豪太・役)
――3年ぶりに《情熱刑事・仲井戸豪太》が始動します。今の率直なお気持ち、再び豪太を演じるにあたって楽しみにしていることを教えてください。
さらにパワーアップしたドラマを見せられたらいいな、と。ドキドキワクワクしています! 自分が演じる仲井戸豪太はとにかくまっすぐで、周りにどう思われようが関係なく、どんどん突き進んでいく男。「弱い者を守りたい」という思いが強い一方で、いろいろと未熟な点もあって失敗もしますが、そこも含めて“唯一無二の人間味”があるんです。
――福田靖さんが書かれる脚本の魅力とは?
それぞれの感性や個性がしっかりと描かれたキャラクターたちが渦巻く群像劇で、読んでいるだけでも鮮明に画が頭に浮かんできますし、演じるのがすごく楽しみです。事件性の大小にかかわらず、身近でも起こりうる“人間の心の闇や光が垣間見えるドラマ”が描かれていて、なおかつ“それを絶妙なエンターテインメントに落とし込んでいるドラマ”で、すごく魅力的だと思います。
――今回は刑事と検事に加え、新たに判事も絡み、サスペンスフルでユーモアたっぷりな<群像劇>を展開します。桐谷さんが楽しみにしていることを教えてください。
刑事や検事、判事がどういう仕事をしているのか…。僕ら一般の人には分かり得ないところもあると思いますが、脚本を読むと「こういう仕事があるんだ!」、あるいは「ただただ純粋に事件を解決したいと思っている人がいる一方、事件が大きい方がいいと思う人がいたり…。こういう感情を持ちながらやっている人もいるかもしれないな」と、改めて発見があります。個人的には前回、刑事と検事のやりとりだけでも目からウロコな部分がたくさんあったのですが、今回は判事も加わることで、よりパワフルなドラマになっている! 刑事も検事も判事も…それぞれ誇りを持って仕事をしようとしている人々の“相見えない部分での勝負”がすごく楽しみです。
――物語の舞台は「横浜」。ロケで訪れてみたい場所はありますか?
正直なところ、スタッフさんたちと相談しながら、楽しく行けたら、僕はどこでもいいんですよ(笑)。ただ、以前は冬の撮影だったんですけど、今回は春なので、またスタッフさんたちのテンションも違うのかなと思いますし、待ち時間もいろんな場所を回って楽しみたいです。
――最後に視聴者へのメッセージをお願いします。
『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』、“最強の群像劇”になっていますので、ぜひご期待ください!
■福田靖(脚本)
『ケイジとケンジ』の主人公・仲井戸豪太は桐谷健太さん以外考えられないと思える、桐谷さんにぴったりのキャラクターだと思います。今回の続編では、あえて刑事と検事に判事を加えることで、登場人物相関図が面白くなり、それが桐谷さんをもっともっと魅力的に見せることができると考えました。
脚本を書きながら、豪太の行動や言い回し、全部桐谷さんの演技が頭に浮かんできます。でも、きっと僕の想像はいい意味で裏切られるでしょう。桐谷健太さんはこの3年で俳優としても人間としてもより深みが増しているはずです。『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』の仲井戸豪太がどこまでパワーアップし、どこまで魅力的になっているか、今から楽しみでなりません。
■服部宣之(テレビ朝日ゼネラルプロデューサー)
先日この情報解禁用に、桐谷健太さんのビジュアル撮影を行ったのですが、役衣装を纏った瞬間に3年ぶりとは思えない…さらにパワーアップした仲井戸豪太の姿がそこに現れました。躍動感溢れるビジュアルを撮影したく、最高の一瞬を求めて何十回とジャンプし続ける桐谷さんの姿に、私自身、「桐谷さん演じる仲井戸豪太に、また会えて良かった」と、素直に心から思いました。
このドラマはタイトル通り、刑事と検事に、判事(裁判官)を新たに加え、事件にまつわる全ての人々を主人公にしたドラマです。
が、お届けしたいのは、“事件”が主役の物語ではなく、脚本家・福田靖さんならではの「出世したい…」、「結婚したい…」、「正義のヒーローにもなりたい…」と人間味あふれるキャラクターの刑事と検事と判事の物語。罪を犯すのも人間で、それを捕まえるのも、裁くのも同じ人間…。
さまざまな事件をきっかけに渦巻く大人のビターな群像劇を、老若男女問わずクスッと笑えるユーモアも交えながら軽快に描いて参ります。桐谷さん曰く、「最強の群像劇」。どうかご期待下さい。