『40周年イベント 83年組アイドル 不作と言われた私たち「お神セブン」再集結!』の囲み取材が29日に都内で開催され、大沢逸美、桑田靖子、小林千絵、木元ゆうこ、森尾由美松本明子が出席した。

【写真】強い絆で結ばれた83年デビューアイドルが勢ぞろい!

 アイドル黄金期と呼ばれた1982年デビュー組と1984年デビュー組の間に挟まれ“不作の83年組”と呼ばれた大沢逸美、桑田靖子、小林千絵、徳丸純子、木元ゆうこ、森尾由美、松本明子ら同期デビュー組が発起人となり“お神セブン”と名付けたメンバーたちの5年ぶりとなるイベント。



 大沢は「気温もそうですが、5年前よりもはるかに熱い公演になると思います」と意気込みを語ると、桑田も「徳丸純子ちゃんはシアトルにいるので参加できませんが、ぜひ楽しんでいただければ」と笑顔を見せる。

 小林は「私たちアイドルとしてはずっこけてまったく売れませんでしたが、だからこその絆があります。40年経ってこうしてステージに立てることが幸せです」と熱い思いを吐露すると、木元は「この5年間毎日足がつるんです。腰も痛いし体の変化もありました。でもきっと私だけじゃないと思うので、みんなでいたわりながら無事ケガなく公演を終わらせたいです」と完走を誓う。

 森尾は「5年前の35周年で大満足したのですが、その時あまりにも楽しかったので、40周年もやろうと言ってしまい……」と苦笑いを浮かべると、「コロナで大変でしたが、各事務所のマネージャーさんを含め、スタッフさんの協力のもと、こうして幕を開けることができました」と周囲への感謝を述べる。
松本は「物販もステージも全部手作り。本当に皆さんのおかげです。アイドル当時、私たちは売れずに歌えなかった。今日はヒット曲を嫉妬曲に変えて歌いたい」と自分たち以外のアイドルのヒット曲を“嫉妬”を込めて歌うと発言し、報道陣を笑わせていた。

 自分たちを“売れない”“不作”と自虐的に語る83年組。松本は「1年先輩には、松本伊代さん、中森明菜さん、キョンキョン、シブがき隊など大豊作で、私たちの翌年も人気者ばかり」と笑うと、桑田も「私たちは本当にみんな売れずに、ランキングや歌番組にもほとんど出たことがなかった」と大笑い。


 それでも桑田は「10年前に集まったとき、松本明子ちゃんが、『私たち不作だったから、いまの幸せに結びついているんじゃないかな』と言っていたのが印象に残っていました。うまくいかないことを乗り越えたからこそ、いまこうしてキラキラしていられるのかなと」としみじみ。

 森尾は「なぜ私たちが売れなかったのかを探求するコンサートになっています」と語ると「70年代、80年代のアイドルを楽しんでいただければ」と呼び掛けていた。
 
 『40周年イベント 83年組アイドル 不作と言われた私たち「お神セブン」再集結!』は、9月29日、30日東京・博品館劇場にて開催。