2020年に英王室を離脱し、妻メーガン妃の故郷である米カリフォルニアで暮らしているヘンリー王子。この度ついに、正式な居住地をイギリスからアメリカに変更する手続きを取ったようだ。



【写真】カリフォルニアの暮らしを満喫!「ヘンリー王子」フォトギャラリー

 Daily Mailによると、現地時間4月17日に、英企業登記局がヘンリー王子の立ち上げたエコトラベルを目指すイニシアチブ、Travalystの提出した文書を公開。「通常居住している新しい国/州」の欄にアメリカと記されており、これまでイギリスとしていた居住地を更新したことが明らかになったそうだ。

 変更日時は「2023年6月29日」。昨年初めに出された父チャールズ国王からの要請を受け、ヘンリー王子一家がイギリス滞在時の拠点としていたフロッグモアコテージを明け渡したのが6月28日なので、この翌日にあたる。

 PageSixによると、王子はこれまでイギリスを「ホーム」と表現し、安全面の懸念があるためアメリカに逃れたと話していたが、この度正式にイギリス在住でないことを宣言したことで、王室タイトルにどのような影響が出るかは明らかになっていない。

 王子はまた今年2月に、自身が立ち上げた、負傷した軍人のためのスポーツ大会「インビクタス・ゲーム」のイベントでカナダを訪問した際、『グッド・モーニング・アメリカ』のインタビューで、アメリカ市民権獲得を検討しているとコメント。
そのうえで、「アメリカ市民権も視野に入れているけれど、現状では優先順位は高くない」と述べていた。これまでの報道によると、王子がアメリカ市民権を獲得するとなると、王室の称号を放棄する必要があるとみられる。