清水尋也と高杉真宙がダブル主演を務めるバイオレンス青春映画『オアシス』が、今秋公開されることが決定。特報、ティザーポスター、清水&高杉&岩屋拓郎監督のコメントが解禁された。
【動画】「道が違えば殺し合う」かつての親友が敵同士に――『オアシス』特報
本作は、社会からはみ出してしまい、絶望と一瞬の幸福を味わいながら、アウトローに生きる若者達の“青春”と“居場所”の物語。山戸結希、松居大悟、三宅唱、岸善幸、箱田優子、藤井道人ら、数多くの監督の映画・ドラマ作品に助監督として参加してきた岩屋拓郎監督が、映画企画コンペにて新人賞を獲得し、鮮烈な長編デビューを飾ったR15+指定の意欲作だ。
主演の清水尋也と高杉真宙は、2012年にドラマ『高校入試』(フジテレビ)で初共演。その後、中島哲也監督の映画『渇き。』、小林啓一監督の映画『逆光の頃』、ドラマ『サギデカ』(NHK)、英勉監督の映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 ‐運命‐/‐決戦‐』にて共演。そして今回、長きに渡りプライベートでも親交ある2人が、異色のヴァイオレンス青春映画で満を持してダブル主演を果たす。
富井ヒロト(清水)と金森(高杉)は幼なじみで青春時代を共に過ごした仲間だったが、ある事件をきっかけにバラバラに人生を歩むことになってしまう。数年後、社会からはみ出した富井は、ヤクザである菅原組の組員となり、組長に認められ組織の中で頭角を現し、いつしかそこが自身の居場所となっていた。一方金森は、社会から逃げるように荒くれものたちが集まる犯罪組織で自堕落な生活を送り、喧嘩や裏稼業に明け暮れる毎日。菅原組も迂闊(うかつ)に手を出せない程に異名を轟(とどろ)かせていた。
「道が違えば殺し合う」、そんな世界に身を投じてしまった富井と金森。「ほんのちょっとのことで、すれ違ったのかな…」。
特報は、富井ヒロト(清水)と金森(高杉)が、「道が違えば、殺し合う。俺たちはそういう世界にいるんだ」などのセリフと共に、バイオレンスが渦巻く世界で生きる姿が緊張感たっぷりに描かれたもの。
ティザーポスターには、「何故この残酷な世界で出会ったのか?」というコピーと共に、鋭い視線を放つ富井ヒロト(清水)と金森が配置されている。
清水は「約4年前、監督に呼び出され“初監督作の主演をやって欲しい”と頼まれたあの日から始まり、ついに皆様にお届けできる時が来ました。自分にとっても特別な作品となりました。約1ヵ月に及ぶ名古屋ロケ、スタッフキャスト全員で歩み作り上げた今作を、そして映画監督・岩屋拓郎の始まりを見逃さないで欲しいです」とコメント。
高杉は「清水から、直接この映画の話を聞き、岩屋監督と出会い、映画が産まれる瞬間を間近で見られたこと、そんな作品に参加できたことを光栄に思います。長く共にした清水と、このようなカタチで共演できる日がくるとは10代だったあの頃の自分には想像もつきませんでした。それもこれも岩屋監督と清水のおかげです。沢山の想いのこもった熱意ある作品。是非楽しみにお待ちください」メッセージ。
岩屋監督は「僕の初監督作品です。現場で出会った清水尋也と一緒に映画を創ろうと約4年。清水尋也、高杉真宙をはじめとする最高の俳優部、尊敬する最高のスタッフ陣に囲まれて地元の愛知で撮影をしました。自分は何者なんだろう?自分の居場所はどこにあるんだろう? 地元、名古屋にいた頃のヒリヒリした感情を想い出しながら脚本を書きました。今、自分が持っているものをできる限り丁寧に情熱的に全て注ぎ込んだつもりです。傷だらけの青春映画。手作りです」と語っている。
映画『オアシス』は今秋全国公開。
※キャスト、監督コメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■清水尋也(富井ヒロト役)
富井ヒロトを演じます、清水尋也です。約4年前、監督に呼び出され“初監督作の主演をやって欲しい”と頼まれたあの日から始まり、ついに皆様にお届けできる時が来ました。同じく主演には、この世界に入ってから最初にできた友人の高杉真宙。
■高杉真宙(金森役)
この度、金森役を演じます、高杉真宙です。清水から、直接この映画の話を聞き、岩屋監督と出会い、映画が産まれる瞬間を間近で見られたこと、そんな作品に参加できたことを光栄に思います。長く共にした清水と、このようなカタチで共演できる日がくるとは10代だったあの頃の自分には想像もつきませんでした。それもこれも岩屋監督と清水のおかげです。沢山の想いのこもった熱意ある作品。是非楽しみにお待ちください。
■岩屋拓郎(監督)
はじめまして、岩屋拓郎です。ご縁に恵まれ、大切な仲間達と映画を創ることが出来ました。僕の初監督作品です。
脚本はオリジナルストーリーです。自分は何者なんだろう? 自分の居場所はどこにあるんだろう? 地元、名古屋にいた頃のヒリヒリした感情を想い出しながら脚本を書きました。今、自分が持っているものをできる限り丁寧に情熱的に全て注ぎ込んだつもりです。傷だらけの青春映画。手作りです。映画館で、ぜひ劇場で、よろしくお願いします。