大相撲の春巡業が20日、茨城・石岡市で行われた。幕内・朝乃山(高砂)が春巡業で初めて相撲を取る稽古を行い、幕内・王鵬(大嶽)らと12番で8勝。

圧力を生かして寄り切るなどし、持ち味の力強い相撲に会場はわき上がった。「やったことない関取も多いのでやりたかった。みんなけがをしないように取っているが、立ち合いだけは圧力をかけてやるようにした」と意図を明かした。

 24年名古屋場所での左膝大けがから復帰し、一時は三段目まで番付を落としており、地元・富山市での特別参加を除いては2年ぶりの巡業参加。巡業に同行する3月まで高砂部屋付きだった若松親方(元幕内・朝乃若)に助言を受け、基礎運動を徹底した。「四股だけは徹底的に踏んできた。そうしたら巡業残り1週間のタイミングになった」という。23年九州場所や24年夏場所は巡業中のけがで初日から休場した反省を生かした形だ。

 今年初場所で再入幕を果たしたが、初、春場所ではともに黒星スタート。同じく最後は3連敗を喫した。「勝ち越した後にふがいない成績になっている。白星を積み重ねたい」と雪辱を誓う。

目標は初場所前と変わらず、年内での三役復帰。「まだ4場所ある。近づけるようにしたい」と意気込んだ。

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