◆第26回チャンピオンズマイル・G1(シャティン競馬場・芝1600メートル)

 確かな自信を胸に、再び海を渡る。ジャンタルマンタル(牡5歳、栗東・高野友和厩舎、父パレスマリス)は昨年のマイルCSを完勝し、牡馬が出走可能なJRAの芝マイルG1を完全制覇した。

15日の国内最終追い切りでは、栗東・坂路で53秒3―11秒6。見ている者がうなるほどに、迫力満点だった。高野調教師は「もし追ったら一体、どれくらいの時計が出ているのかと思いました」と目を丸くした。

 当初はドバイ・ターフを目指したが、中東情勢を考慮して回避し、目標を切り替えた。そのぶん早い段階から乗り込めており、「ドバイを目指していたので、相当な出来だと思います」と仕上がりに不安はない。

 キャリアで唯一の2ケタ着順が、24年の香港マイル(13着)。ただ、当時は発熱で予定していた富士Sを回避。順調さを欠いたうえに、4角から直線で他馬との接触もあり、力を出し切れなかったことは明らかだ。

 しかし、昨年秋のマイルCSをレースレコードで快勝し、当時よりまたひとつ力をつけた。「勝利したいな、という目的の下に行きます」という、自信に満ちた指揮官の言葉が頼もしい。香港の強敵を撃破し、当時のリベンジを果たす。

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