バレーボール 大同生命SVリーグ女子 チャンピオンシップ準決勝 第3日(20日、佐賀・SAGAアリーナ)

 1勝1敗で迎えた運命の第3戦で、元日本代表の中田久美監督が率いるレギュラーシーズン(RS)2位のSAGA久光スプリングス(SAGA久光)が決勝進出を果たした。RS3位で初のチャンピオンシップ(CS)に進んでいたPFUブルーキャッツ石川かほく(PFU)に対して0ー2から大逆転、フルセットの死闘を制し、昨季は果たせなかった決勝進出を決めた。

 最後は気持ちの勝負だった。3000人を超える地元ファンの大歓声に後押しされたSAGA久光が、決勝への“切符”をつかんだ。PFUに粘られながらもマッチポイントから最後は相手のレフトからのスパイクをブロックだ。日本代表の北窓絢音、荒木彩花らは抱き合い、涙を流す選手もいた。中田監督も選手を抱き寄せ、安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

 崖っぷちから奮起した。0ー2で迎えた第3セット。13―14の劣勢の場面で中田監督は、セッターに籾井あきを入れる二枚替え。苦しい流れを断ち切ると、21―20の場面で日本代表のネクストヒロイン候補・北窓がサービスエースを決め、25―22で取り返した。第4Sもセッター・栄絵里香の冷静なトスワークで日本代表のミドルブロッカー・荒木のクイックが効果的に決まり、25―19でセットを連取した。2―2の最終Sは相手の大砲・バルデスのスパイクを北窓らがブロックで封じ、執念の勝利を手にした。

 今季から東京五輪代表を率いた中田監督が、指揮を執り、RSは2位。

RS44試合の長いシーズンを「少数精鋭で戦ってきた」と栄主将は話す。前週の準々決勝ではホームで7位の群馬から2連勝し、4強入り。準決勝は18日の第1戦は1―3でPFUに敗れたが、19日の第2戦はフルセットで競り勝っていた。25日から始まる決勝(横浜BUNTAI)では、準決勝で日本代表エースの佐藤淑乃らを擁するNEC川崎を倒して勝ち上がった、昨季女王・大阪Mと激突する。

 ◆チャンピオンシップ レギュラーシーズン(RS)の成績上位8チームが進み、ノックアウト方式で実施。2戦先勝で1勝1敗の場合のみ第3試合を行う。準々決勝と準決勝はRSの上位チームのホームで催し、1位と8位、2位と7位、3位と6位、4位と5位が対戦。決勝は25日~27日に横浜BUNTAIで開催し、日本一を決める。

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