清原果耶、井之脇海、池津祥子が出演する3人芝居『レディエント・バーミン Radiant Vermin』より、メインビジュアル、全公演詳細が解禁され、3人と演出・白井晃からコメントが到着した。
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白井晃が演出を務める本舞台は、3人の実力派キャストが繰り広げる、美しくも毒に満ちたフィリップ・リドリー作のブラック・コメディー。
白井にとって、フィリップ・リドリーは最も創作意欲を刺激される劇作家の一人です。フィリップ作×白井演出による上演は、『ピッチフォーク・ディズニー』(2002年)や『マーキュリー・ファー Mercury Fur』(2015年、2022年)など6作品にのぼり、いずれも斬新な空間造形と衝撃的な演出で観客を圧倒してきた。
フィリップ・リドリー作『レディエント・バーミン Radiant Vermin』は2015年にイギリスで初演、日本では2016年に白井演出により初演され、理想の住まいを求める夫婦がミス・ディーとの出会いにより奇妙な方向へ変容していく様を濃密に描き、大きな話題を呼んだ。
若い夫婦オリーとジルが、自分たちの「家」の話を始める。1年半前、彼らはまだ小さいボロ屋に住んでいて、ジルは妊娠中だった。そんなある日、ミス・ディーと名乗る家の仲介者から「夢の家を差し上げます」という手紙が舞い込む。
疑いながらも見に行くと、浮浪者がうろつく荒れ野原に立つ古びた大きな家。ミス・ディーは、2人なら素晴らしい家にリフォームできると言って契約書を差し出す。生まれてくる赤ちゃんのために理想のマイホームが欲しい―ふたりは契約書にサインする。
引っ越した次の日。2人は偶然、夢の家の残酷な秘密を知る。たちまちその秘密の虜になった2人は次々と不思議な“光”とともに家を豪華にリフォームし、荒れ野原をリッチなお洒落タウンへと変貌させていくのだが…。
自分たちの“理想の家”を探し求める若夫婦、オリーとジル。大きな秘密を抱えた「家」に翻弄される妻のジル役を清原果耶が演じる。夫のオリー役を演じるのは、井之脇海。そんな2人の前に突然現れる謎めいた不動産仲介人ミス・ディーを、連続テレビ小説『あんぱん』やドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』など数々の話題作に出演した池津祥子が演じる。
今回解禁されたメインビジュアルには理想の生活を象徴するような爽やかな装いで微笑むオリーとジル、その背後には黒いスーツに身を包んだ、ミステリアスな不動産仲介人ミス・ディーが、冷徹な眼差しで佇んでいる。ポップな色彩と不穏な空気感が同居する、本作の不可思議な世界観を象徴する仕上がりとなっている。
清原は「沢山の感情を抱き締めながら今自分が持てる全てを懸けて臨みます。ミス・ディーの手によって歩みを始めるジルとオリーの大冒険を見届けていただけたら幸いです」とコメント。
「初演を劇場で観たとき、人間の浅はかさと容赦ない残酷さがどんどんむき出しになっていくのに、鳥肌が立ったことを覚えています」という井之脇は、「初演とはまた違う光り方ができたらいいな、と思います」と意気込んでいる。
池津は「長年リドリー作品を手掛けてこられた白井さんの演出にくらいついて、謎多き人物ミス・ディーとこのレディエント・バーミンの世界を深めていけたらと思っています」と言葉を寄せた。
舞台『レディエント・バーミン Radiant Vermin』は、東京・シアタートラムにて6月8日~7月5日上演。兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて7月11日・12日、宮崎・メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)演劇ホールにて7月18日・19日、新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場にて7月25日・26日、愛知・春日井市民会館にて7月31日・8月1日上演。
演出・白井晃、キャストコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■白井晃(演出)
フィリップ・リドリーの傑作『レディエント・バーミン Radiant Vermin』を再び上演できることを心から嬉しく思っています。
この作品は私にとって特別な思い入れのあるもので、初演以降長い間、再演を待ち望んできました。今回、新たなメンバーと共にこの作品に息を吹き込むことができるのを、とても楽しみにしています。
リドリーの戯曲の中でもとりわけこの作品は演劇的な仕掛けが豊富で、人間の内面に潜む暗さや美しさにスポットライトを当て、私たちの生きる世界に対して深い洞察を与えてくれます。滑稽でいて恐ろしい。まさに現代版の「マクベス」に他ならないのです。
素晴らしい三人の俳優の皆さんと稽古をするのが待ち遠しく、青少年や若い世代も含めて、幅広い世代の皆さんにご覧いただきたいと願っています。
■清原果耶(ジル役)
落とし穴に嵌り深い闇の底に誘われた時、あまりにも残酷な現実と、これまでぼやかしながら生きてきた欲望への興味の狭間で、彼等がどの様に踊らされるのか…ジルという人間の腹に沈む狂気を体感出来ることが今から楽しみでなりません。
それと同時に、ジルと共にその罠に嵌められた時私自身がどうなってしまうのか全く想像がつきません。得体の知れない不安と、いつも通りの緊張と楽しみと。沢山の感情を抱き締めながら今自分が持てる全てを懸けて臨みます。
ミス・ディーの手によって歩みを始めるジルとオリーの大冒険を見届けていただけたら幸いです。是非劇場でお会いできる日々を楽しみにしております。
■井之脇海(オリー役)
初演を劇場で観たとき、人間の浅はかさと容赦ない残酷さがどんどんむき出しになっていくのに、鳥肌が立ったことを覚えています。なのに、コメディとしてゲラゲラ笑えてしまうところもたくさんあって、その不思議な魅力に釘付けになり、しばらく頭から離れませんでした。それ以来、いつかオリーを演じてみたいと思っていたので、再演のお話をいただき、こんな奇跡あるんだ!と驚きました。
あの世界を演じたときに、すごーく深いところまで心が引き込まれて、戻れなくなるのでは、という怖さもありますが、白井さんの演出のもとであれば、何があっても大丈夫という安心感もあるので、思い切ってどっぷり浸かってみたいと思います。
深いところまで辿り着いた先に、どんな光がにじむのか。初演とはまた違う光り方ができたらいいな、と思います。頑張ります。
■池津祥子(ミス・ディー役)
初めて尽くしの公演になります。初共演の清原さん、井之脇さん、白井さんに演出をつけていただくのもなんと初めて!念願叶いました。この座組でのがっつり稽古、今から楽しみでなりません。
カラッとリアルでゾッとする、この恐ろしく面白い戯曲。これは私達の物語なのだと感じました。長年リドリー作品を手掛けてこられた白井さんの演出にくらいついて、謎多き人物ミス・ディーとこのレディエント・バーミンの世界を深めていけたらと思っています。皆様もどうぞご期待ください。劇場でお待ちしております!

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