染谷将太が主演する映画『チルド』より、本予告、本ビジュアルが解禁された。主題歌は、PAS TASTAの新曲「無限の国 feat. ermhoi」に決定した。



【動画】24時間ともり続けるコンビニで繰り返される日常が静かに狂いだす―映画『チルド』本予告

 国内外で高い評価を受ける映画レーベル「NOTHING NEW」の実写長編第1作となる本作は、コンビニを舞台としたホラー作品。主演に染谷将太、共演に唐田えりか、西村まさ彦、くるま(令和ロマン)らを迎え、コンビニエンスストアという日常的な空間を舞台に、生と死、人間の内面に潜む矛盾を描き出す。

 本予告は、都内のコンビニ「エニーマート 倉冨町7丁目店」で働く副店長・堺(染谷)の、“何気ない日常”から始まる。整然と並ぶ棚、反復される作業、無機質な灯―見慣れたはずのコンビニが、どこか冷たく、不穏な空気をまとっている。

 将来への不安がにじむ堺は、孤独を埋めようとマッチングアプリで人と繋がろうとするが、「命というものが、形を失っているように感じるんです。生きていることと、そうでなことが、もうそんなに変わりがないんじゃないかって」と話す女性の言葉に違和感が残る。

 新人アルバイトとして小河(唐田)が加わることで、店に漂っていたわずかな違和感は、次第に輪郭を持ちはじめる。オーナーの過剰な秩序、管理され続ける空間、揺らぎ始める現実。“日常”の裏側に潜んでいたものが、静かに姿を現していく。

 やがて映像は、逃げ場のないコンビニで崩れていく人間関係と、堺が向き合わざるを得なくなる「秩序」と「生」の問いを示唆する。最後に浮かび上がる“生きながら、死んでいる。”のコピーが、本作の核心を鋭く突きつける本予告となっている。


 また、コンビニという特異な場所で過ごす主人公を強烈なインパクトを残す本ビジュアルが完成。何かが抜け落ちた後のようにも見える制服を着た無表情の堺が、鮮烈なピンクの光に包まれている。本作に隠された“異常な日常への警告”にも感じられるインパクトのある本ビジュアルとなった。

 本作の主題歌は、サウンドギーク6人によるJ‐POPプロジェクト「PAS TASTA」が書き下ろした新曲「無限の国 feat. ermhoi」に決定。日本とアイルランド双方にルーツを持ち、ジャンルを縦横無尽に行き交うプロデューサー/シンガー・ermhoiをフィーチャ―している。

 これまでアニメ『正反対な君と僕』のエンディングテーマ「ピュア feat. 橋本絵莉子」 などを手がけてきたPAS TASTA。実写映画では初の主題歌となる。タイトル「無限の国」は、作品の舞台となるコンビニの“終わりなく続く空間”を想起させる言葉で、エンドロールで流れることで、物語の余韻を静かに締めくくる楽曲となっている。

 PAS TASTAは「ネタバレになってしまうため、あまり踏み込んだことは書けず恐縮ですが、主人公へ向けたエールのような楽曲になるよう制作しました。歌唱いただいたermhoiさんのお力添えもあり、これまでのPAS TASTAのどの楽曲とも違う、異質な魅力を持つ作品に仕上げることができました。『チルド』が公開された暁には、ぜひ映画館へ足を運び、劇中でも聴いていただけたら嬉しいです(ホラーが苦手な方には少し覚悟のいる作品かもしれませんが!) そして、貴重な機会をくださった岩崎(裕介)監督に改めて心より御礼申し上げます」と言葉を寄せている。

 また、北米最大規模のジャンル映画祭といわれるファンタジア国際映画祭の長編コンペティション部門であるシュバル・ノワール・コンペティションに正式出品が決定。
本作は開催期間の7月に北米プレミアを迎えることとなる。

 岩崎監督は、「コンセプチュアルで尖ってて大好きな映画祭! うれしい! 『チルド』がどう受け入れられるか緊張もありつつ、めっちゃ楽しみです」と喜びの声を。

 ファンタジア国際映画祭 プログラミングディレクター、ニコラス・アーカムボルト氏は「『ANYMART(チルド)』に一目惚れした。鋭く、卓越した脚本と演出、予想を裏切る展開、ブラックユーモア、そして現実に深く根ざした視点。そのすべてに圧倒され、鑑賞した後すぐにコンペティション部門へ招待をしなければならない、と思った。この1年で、私が最も好きな作品であり、この感情を観客と分かち合える日が待ちきれない。長編デビュー作でありながら、岩崎裕介監督というその底知れぬ才能の登場を、誰よりも早く目撃してほしい」と言葉を寄せている。

 映画『チルド』は7月17日より全国公開。

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