◆サッカー北中米W杯▽1次リーグF組第3戦 日本1―1スウェーデン(26日、ダラス競技場)

 日本はスウェーデンに1―1で引き分け、F組2位で決勝トーナメント(T)進出を決めた。決勝T1回戦ではC組1位のブラジルと29日(日本時間30日)に対戦する。

 前半を0―0で終えた日本は後半11分に前田大然のゴールで先制。勝てば首位通過の可能性もあった試合で幸先よく先制し、ここから余裕を持って試合をコントロールするはずが、想定外の事態が起こった。得点で試合が切れたタイミングでMF中村敬斗が主審からソックスの履き替えを命じられピッチから出ることになった。10人での戦いを強いられた日本に対し、失点で意気消沈するはずのスウェーデンは逆に攻勢を強めた。中村がピッチを出てから戻るまでの1分55秒で戦況はスウェーデンに大きく傾くと、日本は中村が戻り11人となっても押し込まれた状況が続いた。そのまま後半17分に手痛い同点ゴールを献上。10人で戦う間にはMF堂安律がベンチ方向に向かって両手を大きく広げて何かを訴えるなど、チームに混乱が起きていた。

 中村はこの試合でソックスを短く下げた履き方や、ふくらはぎ部分に穴を開けていた点について、試合開始直後にバートン主審から規律違反の指摘を受けていた。前半終了後には中村が主審と話す姿も見られ、後半からはソックスを上げるなどして対応したものの依然として穴が開いていたため、日本の先制直後にピッチ外での履き替えを指示されることになった。

 中村はソックスの圧迫で足がつりやすいため、試行錯誤の末にたどり着いたスタイルだったが、大一番でまさかのダメ出し。交換したソックスを上げて圧迫に耐えながら後半30分までプレーを続けたが「3年以上あのスタイルでやっているので、ちょっと戸惑いましたし、困惑しています。今後話し合いたい」と表情を曇らせた。

日本サッカー協会宮本恒靖会長(49)は「試合前に指摘されず、試合中にピッチ外へ出るよう指示されるのは、我々にとって非常に不利。どういうアクションを起こせるか再確認したい」と説明。FIFAに対し、ソックスに関する規定の再確認やルールの運用について問い合わせる意向を明かした。

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