2023年に54歳の若さで亡くなった、人気ドラマ『フレンズ』のチャンドラー役で知られるマシュー・ペリーさん。彼のアシスタントで、死の当日、マシューさんにケタミンを投与したケネス・イワマサ被告に、41ヵ月の実刑と罰金1万ドル(約159万円)の判決が言い渡された。



【写真】『フレンズ』共演者、マシューさんの写真とともに追悼

 マシューさんは2023年10月28日、ロサンゼルスの自宅のジャグジーで溺れているところを発見され、駆け付けた救急隊により死亡が確認された。ロサンゼルス郡検視官事務所は、死因をケタミンの急性作用と特定し、溺水のほか虚血性心疾患、オピオイド依存症の治療に用いられるブプレノルフィンの影響も死亡の一因とされた。

 Varietyによると、 “ケタミンの女王”の異名を持つジャスヴィーン・サンガや、医師のサルバドール・プラセンシア、マーク・チャベス、エリック・フレミングとともに逮捕されたイワマサ被告は、マシューさんのために薬物を入手し、繰り返し注射を行った容疑で訴追されていた。

 裁判資料によると、イワマサ被告は、プラセンシアから薬物注射を受けたマシューさんが「固まる」姿を過去に目撃していたにも関わらず、“ケタミンの女王”ことサンガからケタミンを入手し、亡くなった当日に少なくとも3回注射していた。彼はまた、証拠隠滅にも関わったそうだ。

 逮捕された他の4人はすでに裁判を終えており、マシューさんにケタミンを供給したサンガは15年、直接の原因とはならなかったものの、イワマサにケタミンの注射法を教え、5万7000ドル(約910万円)相当の薬物や注射器を提供していたプラセンシアは2年半、薬物カウンセラーのフレミングには2年の実刑が言い渡されている。

 なおTMZによると、イワマサ被告はマシューさんが亡くなった直後、マシューさんの車を機嫌よく乗り回していたという。マシューさんの下で30年近く働いた広報担当者リサ・カリオが、裁判官に宛てた手紙で訴えた。リサはマシューさんとともに、薬物依存症患者を支援するマシュー・ペリー財団設立に向けて活動していたといい、イワマサ被告はマシューさんの死後、財団での役職を執拗に求めてきたという。

 「彼は自己中心的で非常識、無責任、精神的に異常だ。そのためにジャグジーを温めて彼が望むままに注射を与え、一人にさせて死に至らしめた」と非難している。

編集部おすすめ