塩谷瞬、CM初出演で意味深な涙を流す!?
12歳で劇団に所属し、子役時代から美しい女優陣に囲まれた環境で育ってきた火野は、NHK大河ドラマ「国盗り物語」の秀吉役で一躍注目を集めると、続く「俺の血は他人の血」で主演として映画デビュー。これまでに数多くの作品に出演してきた実績を持つ。今回のインタビューでは、今でも現役バリバリ、少なくとも現代の草食男子10人分のパワーは持っているであろう彼の素顔に迫った。
現在放送中のNHKBSプレミア「にっぽん縦断 こころ旅」では、視聴者から寄せられた「こころの風景」のエピソードに導かれながら、火野が「今までで一番しっくりくる」とお気に入りの相棒自転車・チャリオを走らせ、日本を縦断。その独特の出で立ちにより、各地のおばさまファンを魅了している。
「おばちゃんはホンマに怖いわ(笑)。俺が電車に乗ってじっとしてても、ホームで電車が止まっている時に俺を見つけて、『ドンドンドン!』って窓を叩くの」と、撮影エピソードも披露。
なぜそんなに人気があるのか、その理由について自身に考察してもらうと、「テレビに映っている人だったら誰でもええんよ。でも、おばちゃんは本当によく声をかけてくれるし、応援してくれてありがたいです」と。このところ、若者を含む広い世代から声をかけられるようになったという火野は、「俺、今選挙に出たら通るんちゃうかな?参院選に出ようかな(笑)」と、笑顔を見せた。
そんな彼の役者人生も、今年でなんと51年目に突入。「半世紀だもんな。
子役全盛の時代とも言われる当時について、「(出演したドラマが)すごい視聴率をとって、家のまわりを女の子たちがウロウロしたし、段ボールいっぱいのファンレターが届いたりしたんだよ。ところが、番組が終わって半年もすると、ピターっとこなくなって、『世の中はこういうものなんだ』って思ったね」。加えて「だから、今はおばちゃんたちが寄ってきてくれるけど、番組が終わってしまったら誰もこなくなるよ(笑)」と、シビアな時の流れに思いを馳せる。
最後に、モテる男の代名詞として語り継がれる火野正平から、現代の草食男子たちに喝を入れてもらおうとコメントを求めると、「俺は全然、モテへんよ。そもそも俺は草食男子なんです」と、まさかの答えが。「世間の人が、俺がモテてると言ってはやしたてるから、俺がイザ行こうと思ったときにアカンことになるのよ」などと、苦い思い出についても語ってくれている。
「TV Bros.」1/30発売号では、他にWhat’s『SKE48 パパラッチュ』?、新ドラここがヘンだよ!第一回(全編)、2013年、嵐を呼ぶ男 ベネディクト・カンバーバッチ参上!、などが掲載されている。